土曜日は朝からしとしとと降り続いた雨が10時ごろから雪に変わる。
例年より暖かい日が続いていたが、この日はしんしんと冷え込む。
こんな日はどこにも出かける気がしないので、最近「換気」のエラーメッセージが出て点火の調子が悪い我が家のファンヒーターを点検しよう。
ネットで検索したYou Tube画面を参考に、分解清掃開始。

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前面パネルを開けて燃焼室のパネルを外したところ。

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点火ヒーター、フレームロッド、バーナー共に白い粉状のもの(You Tube解説ではシリコンだそうな)が付着している。

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金属ブラシと紙やすり、そして使い古しの歯ブラシで白い汚れを落としたところ


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お次は燃料タンクと燃焼室の間をつなぐノズルを外し、気化器を取り出す。

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気化器のシリンダーから取り出したニードル。黒いカーボンがこびり付いている。


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金属ブラシと紙やすりで汚れを落としたニードル


元通り組み立てて試運転。一発着火で機嫌よく回っている。よしよし。

同じメーカーのファンヒーターをもう一台と、違うメーカーのもの1台を同様に手入れする。

ふう。午前中のミッション終了。

修理代5~8千円/台+往復運賃を考えると、数万円節約できたはずじゃ。シニア夫婦の家計には大きなインパクト。ふだんオーディオやレコードにアホな出費を重ねていることへのせめてもの罪滅ぼしか(笑)

その後、途中でエラーが出て運転が止まったり、着火が一発で決まらなかったりという症状が再発し、鼻高々と言うわけには行かなくなったが、「以前よりはずっとまし」という評価をいただいたので満足としよう。たぶんフレームロッドの清掃が不十分だったかバーナーとの間隔が適正でなかったかのどちらかだろう。

何年も使っているんだ、新品同様と言うわけには行かぬ。古参兵は古傷をなめながら戦っていくものだ。笑

クラフトマンとして目覚めた(笑)ので、午後はその勢いでLCRフォノイコの調整に取り掛る。

1.EC8020+WE437A全管直流点火実験
WE437Aの直流点火で良い結果が出たことを受け、EC8020も並列でつなぎ、定電圧電源で直流点火。しかしハムは交流点火並みに発生。おかしいな。

2.Lundahl LL1676入力トランス~EC8020 Grid間のケーブルをシールドケーブルに変更

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他の信号系ケーブルは一端が簡単にアクセスできないところに入ってしまっているので、取敢えず露出しているこの部分を替えてみたが変化なし。(-_-;)
う~む。

3.前回効果のあったWE437Aのみの直流点火にもどすが、ハム音発生。(~_~;) 

これは参ったな。 前回の歓喜はプラシボによる糠喜び? いやそんなはずはない。う~む。

これ以外にもいくつか徒労に終わることがあり、この日のフォノイコ調整は手仕舞い。

その後布団に入って考えたが、最初の直流点火以降いろいろと手を加えているので、条件は違ってきているはず。例えばEC8020のヒーター線は撚って経路も変更したし、WE437Aのヒーターを並列で結ぶ配線も今回はアース線を流用した・・・・・(゚д゚)! そうか、被膜の薄いアース線をヒーターに使ったのがまずかったのかな?と今頃気づく。

やれやれ、フォノイコ調整は疲れる。ちょっと手を休めよう。

# by windypapa | 2020-01-20 13:16 | オーディオ | Comments(0)

賀詞交歓会で愛想ふりまいたりフラッグフットボールの練習で自らのアジリティの低下に辟易する一方、懸案のMμ'Zの調教も忘れてはいない。
年末に注文した定電圧電源が8日に届いたので、早速金曜の夜、仮結線で実験してみた。

Mμ'Z左chのソケット周り。白いソケットが初段WE437Aである。
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WE437Aのヒーターピン1と6の配線を外し、代わりにワニ口クリップを噛ませて引き出し、定電圧電源に接続する。

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WE437Aのヒーター電流の定格は450mAなので、並列接続で写真のような電流となる。電圧は6.3V。

これで電源を入れると、「ウ~ン」の代わりにジ~ッというハム音が盛大に発生。(◎_◎;)

ああ、やっぱりだめか・・・と肩を落としながら、撤収前にせっかく配線したのだからとケーブル位置やらなにやらさわってみると、ふっとノイズが消える瞬間がある。

ワニ口クリップのクリップを片手に持った状態で、もう一方の手でMμ'Zの電流計周りを触るとノイズが消えることに気づいた。

そこで写真のように緑のワニ口でミューズのシャーシに導通させると、めでたくノイズが治まった。✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌

実のところ、それまでノイズ源を探してあれこれ手を打ち、あとはヒーターの交流点火かトランス自体に問題があるとしか考えられない状況だったので、直流点火実験で手がかりを得られなければ「打つ手なし」に陥るところであった。(^^ゞ

ダークサイドから健全な世界に戻ったカイロ・レンのように?晴れやかな気持ちでヴィニルを次々とプラッターに載せていく。(待てよ?消えちまったら元も子もないか)

冷静になると、「治まった」はずのノイズは音質を変え、控えめになったとはいえまだ蔓延っていることに気づいたが、ノイズレベルが下がったことに違いはなく、なによりノイズ源を見つけたこと、自分の見立てが間違っていなかったことが喜ばしいのであった。

久々に肩の凝りが軽くなったような晴れやかさである♪

成人の日に、仮止めの配線を直すことにして、その際途中で分配したシャーシアースを、WE437Aのヒーター端子から直接アースに落としてみたら、電圧は印加しているものの電流は流れずWE437Aのヒーターは点火しない。

おかしいなあ。

しばし考え、上述のジ~ッというハムは、定電圧電源とMμ'Zの接地電位の違いが生むもので、ヒーターの接地とは異なるものだと理解して、ヒーターは接地せず、接地電位だけ共有したら元通りになった。

あとはシャーシ内にAC~DC変換の定電圧基板を組み込む作業が残っているが、ebayに適当なキットが見つかったのでオーダーしてその到着を待つことにした。

さて、あらためて内部ヒーター配線を眺めてみると、4本の真空管向けヒーター配線はシャーシ中央で束ねられ、整然と配置されている。さすが張先生、美しい配線だ。
・・が、しかし。と疑念が湧く。交流のヒーター配線は十分に捻じって撚り線にすべしというのが一般通念ではなかったか。
もっとはやく気づけよと自らに毒づきながら、ものは試しとすべてのヒーター線を外して撚りをかけ、再度配線して交流点火してみる。


Before 中央結束バンドでくくられているのがヒーター線
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ヒーター線をばらして撚りを入れたところ
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撚りを入れたヒーター線をソケットに配線したところ。ちょい見苦しいが仕方ない。
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・・・・それなりにハム音が減ったような気がする…プラシボかもしれないが。
しかしこれでは満足できるレベルではない。(~_~;)  やはり直流点火に踏み切ろう。

とはいえ定電圧電源のワニ口クリップ配線そのままでは見苦しいので、定電圧基板が届くまで、交流撚り線点火でお茶を濁すことにした。

ノイズのことばかりで肝心の音はどうだって?
これだけ手をかけたフォノイコの音、悪かろうはずがない! 人間は思い込みの動物とは言え、控えめに聞いても素晴らしく見通しが良く、かつ前に出るエネルギーに溢れた音が聞えてくるじゃあないか!

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なぜかよく聴くサド・メルのこのレコード。はっきり言って人に勧められるような内容ではないのだけれど、粗削りなホーンセクションの咆哮と野性的で弾力感あふれるベースライン、要所にスピードとキレを発揮するドラムス、などへの未練でついつい聴いてしまうのだ。

しかしフォーカスと切れ込みに欠けるフォノイコで再生すると、表面的な「勢い」に一時的に留飲を下げるが、次第にその粗さやまとまりのなさが耳についてしまうのだ。

だがMμ'Zで聴くこのヴィニルは別物だ。ワイルドでありながらきっちりディテイルを描き前方に押し出し、かつ広い帯域を確保する見通しの良さを併せ持つこのフォノイコ、やはり只者ではない。

定電圧直流基板の到着が待ち遠しいぞー。

P.S. macbook safariからexblogへのログインは相変わらずうまくいかない。キャッシュや履歴を消しても駄目だ。デザインを変えたのが悪かったのかと思い、以前のものに変えてみた。これでどうだろう?

# by windypapa | 2020-01-15 15:48 | オーディオ | Comments(0)

数日前からMacbookのSafariからexcite blogのログイン画面に移れなくなり(ログイン自体はできるのだが、その後もブログ画面がログイン前のままで変わらない)、しばらく更新できずにいる。
1日経てば記憶も曖昧になるので(^^ゞWindowsで入力してみよう。

1.最近読んだ本

ジョン・マクガハン「女たちの中で」"Amongst Women" 記念撮影を失念したので写真割愛。

「女たちの中で」と言っても、ジゴロや女衒の話ではない。
"Amongst Women"は作中何度も唱えられるロザリオの天使祝詞の繰り返し部分"Blessed art Thou amongst women, and blessed is the fruit of Thy womb, Jesus."(御身は女のうちにて祝せられ、ご胎内の御子イエスも祝せられたもう)からとられたもの。
厳格で癇癪持ちの主人公モランが女性達ー妻と3人の娘たちーのなかで生きている、そして彼女たちの中で生き続けていくことを示唆する表題なのだ。

あらすじは「元独立戦争の闘士で専制君主の如く一家に君臨するマイケル・モラン」の、再婚した妻ローズ、モランへの畏怖と尊敬の念を持ちながら成長するマギー・シーラ・モナの3姉妹、モランと衝突し断絶したきりロンドンで暮らす長兄ルーク、衝突しながらも関係修復に至る末弟マイケルとの愛と確執を、アイルランドの田園地方の因習と自然の中で描いた物語である。

先に読んだ同著者の「湖畔」同様、アイルランドの田園地方の豊かな自然とそこに暮らす人々のおおらかでありストイックでもある生き方、その裏腹の頑迷さ、コミュニティに残るアイルランド紛争の傷と翳、イングランドやダブリンとの経済格差、などが登場人物の丹念な造形とともに描かれ、日常の繰り返しの中で起こる一つ一つのエピソードが紡がれていき、読者はアイルランドの片田舎に引き込まれていくのだ。

「朝の大ミサのあとモランをイチイの木の下に新しく掘った土に埋めた。鳥たちが自分たちの縄張であるカシやトネリコ、常緑樹の中で囀っていた。小さなミソサザイやコマドリが低い墓地の壁に沿ってちょんちょんと飛び歩いていた。外には太陽の光が満ち溢れ石垣に囲まれた畑のあちこちで、家から出された牛たちが生えたばかりの草を一心に食んでいた。」
そこに住んでいた作者以外できないような情景描写がそこかしこに挿入され、牧場で一家の大イベントとなる牧草刈りや、村の冠婚葬祭の様子が活写される。

実にこの著者の作品は吸引力に満ち満ちている。2006年に亡くなっているのが惜しいが、まだ未読の邦訳が4冊もあるのでこれからが楽しみだ。

2.アンドラーシュ・シフ&カペラ・アンドレア・パルカ LVBピアノ協奏曲全曲演奏会 NHK Eテレ放送

新年 読んだ本・観たTV・参加した集い_f0068878_14010311.png

昨年11月に東京オペラシティで行われた同コンサートの録画が2週にわたって放送された。11月7日の公演鑑賞記は拙ブログに書き散らした通りだが、当日アンバランスに聞こえたピアノとオケも、TV放映では見事に融合した素晴らしい演奏となっていた。
はて?これは1階席最後方という当日の座席に因るものか、はたまたNHKの編集技術の秀逸によるものか、よくわからない。よくわからないが、この演奏はTVで観てもなかなかに素晴らしい。
なにより至近距離でシフその他演奏者の表情や指先を見ることが出来るのがよい。
会場では割と雑に見えたシフの弾き振りだが、TVではきっちり目線を送りながらオケをコントロールしている様子も見ることが出来た。

また曲間のシフのインタビューも楽しめるのがTVのよいところ。昨夜のインタビューでは、「LVBのピアノ協奏曲のうちどれか一つ選ぶとしたら、第4番。ピアノ協奏曲を残さなかったシューベルトが、もし書いていたとしたらかくやと思わせる曲想だ」
「第4番第2楽章の冒頭のピアノとオケとの駆け引きは、ギリシャ神話オルフェウスと冥府の番人とのダイアローグのようにも聞こえる」
等、シフ独特の感想にも触れられ、興味深いものであった。

3.新年会
第一週は仕事関係で恒例の大阪・名古屋の賀詞交歓会に出席。同じ業界の関係者が100~300人ほども集まって新年のあいさつを交わし今年の商売繁盛を祈念するというもの。3年前に驚かされた大阪・名古屋の街の変貌ぶりにはもう慣れたが、目に映る景色はやはり新鮮である。
会では旧知と語らい、鬼籍に入った方やリタイアされた方の消息に年月の重みを知る。
週末はタッチフットボールの初練習後、オーディオの友人たちとの新年会。
練習後に冷えて固まった体がアルコールで温まり良い加減で帰ることが出来た♪

さて、ことしも頑張るとするか。


# by windypapa | 2020-01-14 14:21 | 日々是好日 | Comments(0)

遅ればせながら謹賀新年。あっという間の9日間だったな。
入れ代わり立ち代わりやって来ては、食うか寝るかamazonプライムビデオを見るかゲームするかという生産性ゼロの時間を過ごす豚児どもの生態を前に、以前ほど立腹しない自分に気づく(笑)
それなりに社会のストレスに晒され、実家で兄弟で戯れる時ぐらい無防備の童に戻りたいのだろう。
元気でやっていれば良しとしよう。
晦日から元旦にかけてはそんな豚児どもも出払い、何十年かぶりに家人と犬と静かに新年を迎えた。
あと数年もすれば毎年このように静かな年越しを迎えることになるのだろう。
これはこれで、よいものだ。

新年のお屠蘇代わりに用意したのは諏訪・宮坂酒造の「野可勢」

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眞澄と成城石井のコラボバージョンだそうだ。

なかなかいける。以前は日本酒を飲むと酔いが進んだものだが、最近は年を取って体質が変化したのか、日本酒が体に合うようになった。(といっても大して飲めるわけではない)

毎日晴天に恵まれ、入れ代わり立ち代わりと雖も家族が揃えば、地下室に一人籠るのも憚られ、豚児ども同様無為に過ごしていたのだが、大学駅伝を観るのも飽きた頃思い立って地下に降り、頭に浮かんだLCRフォノイコのノイズ対策を二つほど試してみた。

1.ファインメットトランスの制振施策
ウ~ンというノイズがトランスの「鳴き」にも似ていることから、アンプ内部に収納されたファインメットトランスとシャーシの間に緩衝材を敷いてみた。
(電源部のトランス、チョークトランスは手で抑えても振動を感じないので除外。内部のファインメットトランスは動作中手で確認できないので念のため制振処理をしたまで)

100円ショップで売っているすべり止め用のネットシートをカットし、ファインメットトランスとシャーシの間に滑り込ませる。


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Before
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After

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結果:改善は見られない (~_~;)

2.アースラインの見直し:入出力端子周りの改善

左右入出力端子それぞれの-端子からアース母線に接地線が引かれていたので、入出力端子のマイナスを繋ぎ、アース母線へのつなぎを一本化した。またアース端子からアース母線への接続も重なっていたので単純化した。

Before

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After
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結果:改善は見られない (-_-;)

やっぱりな~。しかし先代のLCRフォノイコと違い、ケーブルの取り回しやアンプ本体の位置にかかわらずハムノイズが一定で変わらないのは何故なんだろう?
年末にオーダーした定電圧電源の到着を待ち、ヒーターの直流点火を試してみるしかあるまい。

・・・と、今年も年明けから何やら冴えない幕開けとなったが、このLCRフォノイコ、音だけはよい。それだけが救いなのじゃ(笑)

しばらく時間がかかりそうな予感。

# by windypapa | 2020-01-06 17:28 | オーディオ | Comments(0)

年の暮れ 凡夫の日記

12月27日:仕事納め。みなさんお疲れ様でした。夜は毎年恒例の大学時代のクラブのおっさんの集い。
すでに一線を退いた人も、まだまだ現役の人も、杯を交わせば一皮剥けて現役の頃に逆戻り。あの時お前があのパスを取っていれば、独走していたあいつが足をつらなけりゃ、等々いつも「お約束」のネタで盛り上がる。
途中退部して今は地方の長となっている同期も2年前からメンバーに加わり、あれこれ推測された退部の理由も「部内の人間関係」でないことが判明し、名前を取り沙汰された者達は胸をなでおろす。笑 しかしそういう悩みを持っていたのか、同期として声をかけてやることもできずに済まなかったな。

12月28日:午前中は犬を洗って乾かしたのち、キャビネットの片付けに精を出す。汗
その後、普段は行かない高級スーパーに出かけて正月用のお買い物。長野の宮坂醸造とそのスーパーのコラボによる「真澄」と、パルミジャーノチーズをゲット〜!

野菜売り場で見つけたトマトの変わり種? デコレーショントマトみたいで可愛い。

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夕方からLCRフォノイコのノイズ対策の続き。本体の裏蓋を開けて点検。入力コネクターからWE437AのGridに伸びる信号線がヒーター線と一緒に結束バンドで束ねられているのに気づき、それを選り分けて信号シールド線に銅箔テープを巻きつけてみる。

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元の配線。太い黄色と緑の縦縞の配線が信号線。ひとまわり細い斜めストライプのヒーター線と一緒に束ねられていた。焦げ茶色の線はグラウンド線。

これを分別して下のようにした。

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この対策はちょっと期待したのだが、結果は変化なし。電源を入れると無情のノイズがウ〜ンと響く。(~_~;)

ノイズ対策は長丁場だ。腐るでない。

夜には長男と次男が来訪し家の中が賑やかに(狭く)なる。犬は嬉しくて興奮。

12月29日:ノイズ対策で打つ手が尽きたMμ'Zフォノイコを棚上げし、前日のキャビネット整理で出てきた未開封のイ・ムジチのヴィヴァルディ「四季」4track 19cm/secのテープを聴く。

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日本盤のヴィニルは持っているが、評判の良いオリジナルの音に近づこうとテープを購入したのであった。^^; 狙いは的中♪ Goldmund Studio新装開店以来ちょっと足が遠のいていた?テープサウンドの魅力が久々に全開。
毎日ハムノイズの対策に追われていたストレスから解放されたこともあり、余計に素晴らしく聞こえたかも。

午後は今年のコンサートの聴き納め、昭和音大のテアトロ・ジーリオ・ショウワに同ホールの名を冠したオーケストラの公演を聴きに出かける。

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プログラムは下記の通り。

LVB バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲Op.43
LVB 交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付」
指揮 海老原光 合唱指揮 山館冬樹
管弦楽 テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
Sp:廣田美穂 Al:吉村恵 Tn:井ノ上了吏 Bs:折江忠道
合唱 昭和音大合唱団・麻生合唱団

昭和音大管弦楽団とテアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラの違いがもひとつよく了解できていない^^;のだが、10月に聴いた前者の「フィガロ」の出来は良かったので、今回も楽しみにしていた公演。その期待は裏切られなかった。
もちろん「卒業生のキャリア支援の一環で設立された若手演奏家によるオーケストラ」であるから、細かい注文のつく部分もあろうが、地域に根ざした親密な演奏会として見れば、十分すぎるほどのパフォーマンスであった。
100人を優に超える合同合唱団はさらに期待を上回る出来であり、恐れいった。第4楽章は彼らの素晴らしい、希望に満ちた歌声で光り輝いた。
独唱の廣田さんのソプラノ、吉村さんの美貌、それぞれ耳と目を奪われた。も、もちろん吉村さんの、そして男性陣のパフォーマンスもお見事でした!

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素晴らしい容姿の吉村恵さん もちろん歌声も!


そしてアンコールの季節感を出した心憎い演出。ほっこりと心温まる演奏会だった。また来年もきっと聴きに来るとしよう。ありがとう。

かくて今年も迎える年の暮れ。

さあ大晦日は何を聴こうかな?

# by windypapa | 2019-12-31 09:34 | music | Comments(0)

好きな音楽やスポーツの話題

by windypapa