開けたり塞いだり

先週末またまた突然押し掛けて来た子供たち。サッカーアジアカップ決勝を悪態をつきながら観戦した翌日は三崎の「海上釣り堀」で釣上げた鯛6尾と鰺1尾を手土産に凱旋。

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…したのはよいが、捌くこと2時間半。食卓に造りと塩焼きが並んだのは夜の10時を回ってから。(笑)
おかげで今週は毎日アラ煮で一杯。ありがたいねえ。

オーディオの方は、TADが地下室に馴染んできたのか、こちらの耳が慣れたのか、見晴らしのいい屈託のない音が躍動している。
あっけらかんとしたその音は、クラシカルミュージックとの相性も危惧されたが、いざソースを聴いてみればそれも杞憂に終わり、ニュートラルで透明度の高い音が部屋を満たす。
ミュンフン指揮ウィーンフィルのドボルジャーク「弦楽セレナード」なぞは今まで朦朧とした音を聞かせるばかりであったのに、TADでは「ああ、こういう演奏であったか」と合点がいく音が聞こえてくる。

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先日のBoz Scagsといい、エッジが甘く感じていたものには切れ味が出てくるようだ。

一方で、ヒラリー・ハーンのバッハ・Vn.コンツェルトも悪くない。このあたりのストリングスは、スコーカ―TD4001と木製ホーンTH4001が上手くまとめているようだ。

そしてツィーターだが、JBL075が復活したものの、いつのまにかPioneer PT-R7Ⅲが返り咲いている。やはり音のキャラクターがTADにマッチするのかもしれない。
問題は、PT-R7Ⅲの配置だが、いつまでもDelphiキャビネットの蓋の上に置いておくわけにもいかない。
見るとJBL Apollo C51のバッフルプレートにはバスレフポートとして四角い穴が開いている。
この穴の幅がなんとPT-R7Ⅲにほぼぴったりとマッチするのだ。まさに据え膳。(笑)
それではと、ホームセンターで購入した添え木をバスレフポートにボンド付けしてから、PT-R7Ⅲを埋め込んでみる。

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うむ。いい具合じゃ。苦しゅうない。なんてね。

ところが問題は、このバスレフポート、左右対称ではなく、向かって右側についているのだ。
やれやれJBLさん、ちょっと気をつけてくださいな。(笑)

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格子グリルを外した状態では上の写真のように少し落ち着かない図となるが、音を聞いてみると不自然さはない。こちらの耳の感度が悪いのか。(笑)


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グリルを嵌めてしまえば、違和感も消える。よし、これで行こうじゃないか。
バスレフポートを埋めたので、先日空けた後面のN2400の穴の跡が残るのみとなり、音の出方も微妙に変わる。
「あっけら」感が少し後退し、音の粒子の密度が詰まる。直線性が減退し、反射音の成分が増えたような感じとでも言おうか。
これはこれで悪くない。しばらくこれで聴いてみよう。




Commented by god-zi-lla at 2019-02-08 09:44
ネットワークを外してリアパネルに穴が開き、そんなことしていいのかと思いつつ読んでたらフロントのバスレフポートをパイオニアで塞ぐとは…。

なるほど、これでちゃんと辻褄が合うんですね。
なんてすごい発想なんだ!
Commented by windypapa at 2019-02-08 16:00
まったくの思いつきとテキトーさで行動しています。(-_-;)
エンクロージュア設計の知識のある方が読んだら頭から蒸気を吹きだすことでしょう。「完成品」のSPのユニットを変え、ネットワークをスキップし、ケーブルを変えているうちに、既成概念が崩れてしまい、殆どバカボンのパパ状態です。(^^ゞ
by windypapa | 2019-02-07 14:04 | オーディオ | Comments(2)

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