いったい何の標題かって?
海の向こうから今、妖麗な歌姫と稀代のエンターテイナーが我が家を目指して飛来中なのである。
そんなことを想像するだけでウキウキしてくる。でしょう?
妖麗な歌姫とはこちらのお方。
素晴らしい脚線美、もとい、写真でしょう?アナログ盤の愉しみ、ここに極まれり。
先日の「歌仙を巻く会」でメンターS氏が持参された"Sung In German"と同じ音源。当日は"Time On My Hands"という複雑な恋路の歌を聴かせてもらった。
Discogsを検索して1959年イシューのColumbia盤CL1275を見つけて、即オーダーした次第。
もう一人の御大は、こちら。
同じくS氏に紹介された1962年の"Live at Carnegie Hall"。
歌仙を巻く会では、"Just In Time", "Love Is Here To Stay", "Climb Every Mountain", "Ol Man River"を聴かせていただいた。
同じくDiscogsで検索すると、2枚組とVOL.1として1枚にまとめたものと、リイシュー盤と複数ヒットする。
その中で1962年イシューの2枚組Columbia盤C2S823をeBayで見つけたので、確保。
両人ともまだ旅の途上ゆえ、写真は出品者の者を借用。待ちきれないもので・・・(笑)
並行してO氏のKansas City 7も検索中。
さて度肝を抜かれたWeather Reportだが、電網検索中にはたと手を止め、僕の中では「同系列」のReturn to Forever "Romantic Warrior"をラックから取り出してみる。(下写真右端)
従前から我が家のアナログ環境に馴染まぬレコードの一つで、"Music Magic"と共に半永久的蟄居状態にあった盤であるが、Wether Reportの”Mr. Gone"を聴いて閃めくものがあったのだ。
早速ヴィニルをStudioのプラッターに載せてZYX ATMOSで再生すると、閃き通り、おもちゃ箱をひっくり返したように鮮烈な音が飛び出してきた。
今までは、チックコリアとアル・ディメオラがピラピラと演奏する後ろでレニーホワイトとスタンリー・クラークがこぢんまりと仕事をしている印象だったが、今や解き放たれエネルギーを充填されたツワモノどもの叩きだす音が、凄まじい熱量を発しながら、縦横無尽に跳梁跋扈し始めたのだ。
これは我が事ながら呆気にとられる。いきなり600枚抜きで我が家の常務取締役就任へヴィローテーション入り間違いなしだ。
つうわけで、eBay, Discogs上での衝動的Clickの進撃の指はストップ。ふう~。(^^;
ZYXによる光明は続く。
一昨日プラッターの上で舞ったペーター=ルーカス・グラーフ指揮&フルート/ローザンヌ室内管弦楽団 モーツアルト フルートと管弦楽のための作品全集(写真左端)とハイティンク指揮コンセルトヘボウ響とアラウによるベートーヴェンピアノコンツェルト第4番2・3楽章(写真中央/イタリアン・プレス)の麗しい響き。
毎日、プラッターを回せば新たな発見が待つ。
どうか、耳が慣れることなく、この楽しみが長く続きますように。