Come back!

桜に浮かれる間にも、オーディオの話題もあったので、記録しておこう。

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1.NAGRAの帰還
REW不良で製造元(日本のエンジニア)に帰ったNAGRAは、即座に診療台に乗り、右側リール台の摩擦によりスリップ機構が固くなり、バックテンションが増加していたために不具合が発生していたことが判明、軸受鋼球の研磨と鋼球プレッシャーの調整という治療を受け、日を待たずに前線に戻された。
この反応の速さ!かかりつけのドクターを持つ頼もしさよ。

戻って来たNAGRAは、何事もなかったように黙々とテープを巻き戻し、再生し、早送りする。この機械の操作感がタマラン。
早送り、巻き戻し、再生のそれぞれにモーターを内蔵し、あれよという間にテープを巻き上げるREVOX A77と比べると、NAGRAの早送り・巻き戻しはロバのごとき足取りだが、小さな体に収めた1台のモーターですべて賄っていると想像してみたまえ。頭が下がるではないか。

とそこまで言うことではないか。(^^ゞ

あらためて先日聴いたMozart ピアノ協奏曲第9番 K.271 PF/アンドラーシュ・シフ、ヤーノシュ・フェレンチク指揮 ハンガリー国立交響楽団(1975 OCT30 @リスト音楽院大ホール)を再生する。
気のせいか音も良くなったような・・・素晴らしい演奏に留飲を下げる。

2.オフ会参加
六本木檜町公園の桜を横目に愛でつつ、過日、瀟洒なマンションにオーディオファイルを訪問した。
いままで立ち入ったことのない、素晴らしい住環境に感銘を受ける。
同じ人間として生を受けながら、無駄に生きて来たものと有意義に生きて来たものの差がここまであからさまに現れるのかと、最近お参りする近所の神社のご利益を一瞬疑う。(-_-;)

防音処理をされた9畳ほどのお部屋の中は、直熱三極管アンプと平面バッフルに収められたヴィンテージ銘SPの強力アウトプット陣に対して、上流にはTD124・Garrard 401というアナログ機器とファイル化されたハイレゾ音源が控え、しかもアナログ音源もAD変換して一括してデジタル信号として専用アプリで再生するという、伝統と革新が同居するシステムであった。

強面の平面バッフルと大蛇のようなケーブル類に思わず身構えるが、聴かせていただいた音は、ヴァイオリンの音色にこだわるオーナーの嗜好を反映し、実にしなやかで美しい、豊かな音楽性を感じるものであった。
ヴァイオリンはもちろん、ギターやヴォーカル、サキソフォンの音まで美しく鳴るーサキソフォンの木質感あふれる音色!—のには驚かされた。
クラシカルミュージックを好まれるオーナーが、たぶん私のために用意してくださったBeatlesのソースでは、ワイルドなジョンのVoにナイーヴさが宿ることに感心。
音楽の嗜好と住環境から、過度の低域や音圧、刺激的な音の再生を追わず、ご自身の愛する音楽を美しく聴く環境を整備されていることに感じ入った次第。
羨ましくも心洗われるひと時であった。

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3.Mark Levinson Head Amplifier JC1/DC上陸
JC1/DCはすでにひとつ、手持ちがあるのだが、モジュール不良で休業中なのである。モジュールを溶解して修理するサービスもあると聞くが、ちと値が張るので躊躇していたところ、eBayでJC1/DCの出物があり、折からの円高も言い訳にしてゲット。

事前にSellerにノイズの有無について問い合わせ、全く問題ないとの返事は得ていたものの、自分で確認するまで分からないのがオークション、意外と早く到着した現物を開梱し、電池を装填して早速試聴したのが昨日の夜だ。

まずはMercuryのVerdy序曲集(ドラティ指揮LSO)に針を落とす。広帯域でダイナミックレンジをギリギリに広げた音源はテストソースにもってこいだ。

針を落とす前から、無信号状態でのSNの良さに驚く。アース線接続無用でハムは皆無。我が家においては設置場所も選ばない。
バッテリー駆動のメリットを最大限享受している。

さて冒頭の右chから迸り出るファンファーレ。これがファンファーレらしく響くかどうか。大人し過ぎては興醒めだし、刺激が強すぎてもNG。
ここを良い塩梅で通過する。(Malotkiトランスの方が押しが強いが音も荒い)
続く、波打つようにクレッシェンドするストリングスの再生も、音像が十分に広がり、トランスペアレントでかつダイナミックだ。(都知事並みにカタカナが多くて済みません)
これは、素晴らしい。

音楽の躍動感、エネルギーを優先する僕としては、いかに美しく透明感があろうと、音が引っ込んでしまっては興醒めなのだが、JC1はカートリッジから伝達された音の生気を殺ぐことなく、雑音や歪を少ないまま増幅してLCRフォノに渡してくれるので、大変好ましい再生となる。

Ortofon SPU-GやMark Levinson MLC-1といった低出力カートリッジとのコンビネーションでは、Malotkiトランスの増幅率は少し苦しいところがあり、僕の望む音量に上げようとすると、それなりにノイズを拾ってしまうのであった。
Malotkiの音圧、鉈で切るような豪快さには捨てがたいものがあるので、カートリッジによって使い分けていくことになろうが、頼もしい助っ人の登場だ。

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相好を崩してMozartのピアノ協奏曲19番pfポリーニ・ベーム指揮VPO、バーンスタイン指揮NYPのチャイコフスキー交響曲第6番第3楽章といった聞き慣れた音盤に針を落とす。

うーむ、SPU-Gよ、君を見くびっていたことを素直に告白しよう。(SPU-Gを再生してくれた武蔵野フォンさんにもあらためて謝意)

よーし、つぎはMLC-1との相性を確認しよう。うふふ、楽しみだな。


by windypapa | 2018-04-04 22:33 | オーディオ | Comments(0)

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