ハンニバルの象がやって来た!

眼を見開け!衝撃に備えよ!

正月早々何ごとかって?

なぜなら今まさにクレンペラー将軍率いるフィルハーモニア機甲師団が眼前に展開し終わり、シャーマン戦車搭載の17ポンド砲が一斉に火を吹き唸りを上げて砲弾が飛んでくるところなのだ。

と思うまもなく次々に着弾、わが防空壕は轟音に包まれる。

初夢の話ではない。現実にこの地下壕はフィルハーモニア管弦楽団の打楽器群とコントラバス・チェロの重低音に蹂躙され、呼吸も出来ないくらいだ。

一体何の話をしているんだ?

Revox A77の2Track 38cm機でクレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団のベートーベン交響曲第7番を再生しているところなのだ。


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4track 19cm機とは桁違いの再生スケールと重低音にひれ伏しつつ、歓喜の声を上げているのだ。

その音ときたら! 初めてテープの音を聞いた時の驚きも忘れさせるほどの大迫力なのである。

例えが大袈裟?

他に何に例えられよう?
ローマに進撃するハンニバルの象の大軍の地鳴りの音か?はたまた冬の夜空を竜の如く駆け巡る稲妻の轟音か?

針を落とす音から音源はアナログレコードと推量されるが、アナログレコード再生ではまずこの音は出ない。

しかしそれを2トラックテープに録音したのち再生すると、かくも恐ろしく、かくも分厚い音声に変換されるのか?

それなら手持ちのヴィニルを2トラックテープに録音して聴いたら同じような化学変化が起きるのか?

山中湖から持ち帰った2台のRevox A77のうち、4track/19cm機のコンディションチェックを年内に終え、年明けに2track/38cm機を引っ張り出したところ、上のような騒ぎとなった次第。(ちなみに4トラ機は9.5㎝/secの速度でワウフラッターが発生することがあるので整備が必要。)

いい年をして正月早々はしたないのは百も承知。最近は自画自賛の日誌が続いて数少ない閲覧者に鼻白む思いをさせているが、今年も自分の主観に従い正直に書かせていただこう。(^^ゞ

これは間違いなくお宝発見だ。失われたアークだ。ロマンシングストーンだ。(失笑)

この年で精神的退行が始まっているのであれば、それもまた上等。映画「コクーン」の爺さんたちのように暴れてやろう。かっかっか。

それにしてもA77のイコライザーアンプの音はデフォルメを感じるほど分厚くファットである。Vintage Ortofonもたじろぐピラミッドバランスだ。

その分、フォーカスに甘さも出るが、角を矯めて牛を殺すことなかれ、と言うではないか。ここは長所を愛でてやろう。

違うお宅で異なる機器で録音されたFM音源の2トラ19㎝ソースを再生すると、野放図感は減退し、よりフォーカスの合った、バランスの矯正された音が飛び出してくる。

19㎝/secという同じ再生速度でも、テープとヘッドの設置面積の違いが生むのであろう、2トラと4トラは明らかに再生音に違いが出る。

そして魅力的なのは何より2トラ38㎝の再生音なのだ。

4トラ19㎝の音に慣れつつあった我が三半規管に新たな刺激が流れ込み、テープ熱のロケットの2段目噴射装置に火がついたようだ。

バイアンプ駆動で高域を損なわずにパワーを出せるようになった我が家のシステムでのお楽しみがまた増えた。


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ところで正月は上記のような2トラ38祭りをひたすら続けていたわけではない。集まって来た豚児どもに喰わせる毛ガニを蒸し、酒を呑み交わし、だらだらとカレッジフットボールのボウルゲームを観戦していたのだ。おかげで家人と犬は疲労困憊。

振り返ってみるとコットン、オレンジ、シトラス、ローズの4ボウルゲームを観戦した勘定になる。(チャンネル権が子供に移るので仕方なく観戦した、というのが本当のところだが、観ているうちに身を乗り出してしまうのだ。)

最新のボウルゲームをすぐに観ることのできるYou Tubeはすごい。これではケーブルTVやペイTVに誰も加入しないではないか。・・・などと独り言ちながら、観戦するのだ。

今シーズンはChicago Bearsがシーズン序盤に失速したのでフットボールへの関心が薄れていたが、カレッジの試合となると話は別だ。

NFLと比べて愚直なゲームプラン、選手たちの勝利に向けての意地とひたむきさ、モメンタムの移動で優劣がころりと変わる危うさ、などがファンを惹きつけるのだろうか。

今回観戦した中では、ノートルダムがルイジアナ州立大(LSU)を21-17で下したシトラスボウルがイチ押しだ。
14-14のタイで迎えた第4クオーターで自陣1ydのピンチをFGの3点を許すのみでしのいだノートルダムが、その裏の攻撃でThe CatchというべきスーパーキャッチでTDをあげてLSUを下す、終盤まで手に汗握る好ゲームであった。

カレッジの試合でもやはり中西部の大学を応援してしまうのは致し方がない・・・かな?

何も生産的でなく、平和で、心穏やかな正月を過ごすことができたことに感謝しよう。

今年も日々の取るに足らぬことを書き連ねてまいりますので、御用とお急ぎでない方は覗いて行ってくださいな。

by windypapa | 2018-01-03 22:30 | オーディオ | Comments(0)

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