Peavey meets Rock

今週は熱に浮かされたようにNAGRAを回していたが、今日はちょっと一休みして塩化ビニール盤を回す。

何故かっつうと、god-zillaさんのブログを読んで書店に走ったCasa Brutus ムック「音のいい部屋」を読んでムクムクとターンテーブルをまわしたくなったからだ。

なんと単純な奴なんだ!

うーん、その通りだな。でもこの雑誌に紹介されている人たちの気持ちよさそうな部屋とレコード生活を見たら、誰だってターンテーブルのスイッチを入れると思うよ。ははは。

動機はどうあれヴィニルの音を聴くと、これが確かに気持ち良いんだな。

ベラフォンテの声の自然な出方といい、ステージの実況感といい、すんばらしい。本当はこれを聴いて4トラックテープと比較試聴しようと思ったんだけど、聴いてるうちにそんな堅苦しいことはもうやめようって気になったんだ。

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ケルテス指揮LSOのレスピーギ「ローマの松」、マゼール指揮クリーブランド響のベルリオーズ「レクイエム」など、気の向くまま(指の向くまま)ラックから取り出してプラッターに乗せていく。

明らかなのは中低域の充実で、Apolloの箱の中でPeaveyがどんなもんだい、という顔をしているのが見えるようだ。

おいおい、175だって貢献しているんだぜ。と諭す僕。

しかしレクイエムの地鳴りのようなグランカッサの連打の迫力は、Peaveyのなせる技だ。部屋の外に暴徒が押し寄せてきているかのようだ。

趣向を変えてボズを聴くと、やはり一皮むけたリズムセクションが屹立し、ボズの甘い歌声とスティーヴ・ルカサーのキレの良いギターワーク、サンタナの泣きのフレーズだけに注目してきた僕をせせら嗤う。

それならと、ドゥービー兄弟楽団のスタンピードを引っ張り出すと、ツィン・ドラムスに見事に打ちのめされる。しかもリズムセクションだけで無い、ギターもヴォーカルもやけに張り切って生々しい音を聴かせてくれるじゃないの。
ジェフ・スカンクの凄技アコースティックギターまでひとっ飛びだ。

ここまで来たら、ロウェル・ジョージ君に天国から登場して貰おう。ライブ盤の最初の曲Fat man in the Bath-tubには途轍もないシンセの低音が入っているんだけど、それを聴かせて貰おうじゃないか。

うーわっ、そこに至る前に既に脱帽だ。ちょっと低音出すぎじゃねーの?

そーか、ここんとこバイオリンの高域が耳につくからといって075も175もレベルを落としていたからな。よっし、と言ってグイとアッテネーターのレベルを上げる。シンバルがしゃいんしゃいんと気持ちよく飛沫をあげ始める。ギターもキュイーンと上空までストレスなしに伸びて行く。

ついこの間までは、クラシカルでもロックでも同じ設定で聴けるような汎用型のポイントを求めていたのだが、今日はもう、割り切って聴くアルバムごとに変えたら良いじゃん、っていう気分なのだ。

あー、久しぶりに大音量でロックを聴いて気持ちよかった。

なんだそれだけ?

へえ、それだけでおます。さいなら。

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by windypapa | 2017-11-25 23:04 | オーディオ | Comments(0)

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