夏の終わりに310Bを看取る

朝夕すっかり涼しくなり、犬の散歩も楽になった。

歳をとると暑さを感知する能力が落ち、順応が後れて熱中症になりやすくなる、とTVで言っていたが、その通りかもしれない。
早い話、30代のころは週末に運動すると、昼食時からビールを大量摂取したものだが、今やその欲求もなくなり、ノンアルコールを一缶摂取すれば十分なのである。
なんか寂しい話だが、新陳代謝が自然に調整されたと考えるしかない。

さて、前回以降のオーディオのトピックス。

(1)WE310Bスモールパンチ逝く
以前臍を曲げた310Bについてレポートしたが、その後も雑音問題が再燃。頭頂部にGrid電極のある310B族は、構造的にここが弱点となるようで、点検のためにGrid Capを外そうとして結局右chの310BのGrid電極が剥がれてしまった。

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禿頭に毛が一本生えたような頭頂部を隠すように、強力瞬間接着剤で電極を被せる。

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電極を被せたWE310Bをソケットに挿入してみると、無事右chも再生できて安堵したものの、30分もするとまたゴソゴソとノイズが発生。

もはやアンプ内部を点検する他はないと、すべての真空管を外したが、その際に左chの310B電極も外れてしまった。汗 

後で接着しよう。

張先生による改修後のプリアンプ内部を見るのは、今回が初めてであったが、第1期のものと比べて圧倒的に部品が密集し、一目見て「ああこれは素人が手を出せるものじゃない」と悟った。

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とは言え、時間経過とともにノイズが発生するということは、動作時発生する熱が原因と考え、右ch初段310Bソケット周りの半田付けとCR類の配置を確認。

ムンさんの「おおらかな」半田付けと違い、張先生の半田付けは堅牢で、色艶もよい。

SPRAGUEのオイルコンデンサーが密集地に狭苦しく押し込まれているので、その近辺のCRでラグ板端子に押し付けられているものや互いに接触しているものに空間を確保する。

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ざっと内部を見てから裏板を閉めて真空管を(左chの310Bも電極を接着して)挿入し、SWを入れると、左chから異音が発生。
電源を切って初段の310Bを調べると、Grid電極の近くのガラスが約1㎜平方ほど欠落しているではないか。
Oh, my God!

電極を接着する際、こびり付いた接着剤らしきものの残滓をこそげ落とすときに、誤って割ってしまったのだろうか。ううう…。

かくしてWE310Bさまお一方は天に召された。

早速代わりをオークションで検索するが、ヤフオク・eBayともにWE310B、特にsmall punchのものは非常に高価という事実に意気消沈。

やむを得ずWE310A(ラージパンチ)とリザーブ用にSvetlana製10J12S(互換球)をそれぞれ2ペア落札。310Bほどではないが、とほほな出費を余儀なくされる。


(2)AETスペーサー&シェルワッシャー

巡回試聴用のAETスペーサーをAlexandriteとシェルの間に装着、シェルとアームの接続部のワッシャーもデフォルトのゴム質のものから、AETのスポンジチックのものに交換する。
カートリッジとシェルを固定するネジに先日噛ませたボロンワッシャーは外して試聴。試聴盤はいつものチャイ6番第3・4楽章、バーンスタイン指揮ニューヨークフィル(米CBS盤)だ。

繊細な信号の入り口ということで、何をしても音は変わるのだが、このAETのアクセサリーをつけると、音の粗さが殺がれ、キメが細かくなり、音場の奥行感が出る方向だ。

試聴盤の第4楽章のVn強奏部は耳にきつく、再生の難所だが、エッジを保ちながらもギリギリ耐えうるレベルに落ち着かせてくれる。一方で第3楽章の前に飛び出してくるような管楽器の咆哮は、若干落ち着きが与えられている。

これを聴くと、ボロンワッシャーは単にエッジを殺していたのみならず、全体の情報量を殺いでいたことがよくわかる。

Goldmund Studio のT3 armとカートMark Levinson MLC1の間にもスペーサーを入れて試聴したが、同様の傾向であった。

たぶんさほど高価な値付けとならないであろうから、販売されれば是非手に入れたい製品だ。

アナログはほんと、面白い。

(3)HD Tracks再開
Voyage MPDをやめてから(外付けHDDを倒してD/Lしたソースを損なってから)HD Tracksとは疎遠になっていたが、DELAが我家で定着したこともあって、あらためてハイレゾファイルに触手を動かす。

しかし、知っての通り日本からはエリア規制で購入できない。おいおい、同盟国じゃなかったのか?

VPNアプリを導入することにするが、ハイレゾファイルのダウンロードにはデータ量制限のある無料版は用をなさない。

結局NordVPNを採用するが、アプリをD/Lしても僕のMac OS 10.7 Lionでは開くことができない。

OSのアップグレードに伴う種々の不具合を恐れてLionのままとどまっていたのだが、ついに年貢の納め時か?

いろいろ他の方法をあたるが、妙案がないので思い切ってSierraをD/Lすることにする。D/Lボタンをclickしてあとは天に祈る。

数時間経過してD/Lが終了。desk top上のdoc.も無事保全された模様。おっと、yahoo.mailのアカウントが機能しなくなってしまった。(翌日三男に頼んで復旧)

Over all, 上出来だ。

早速NordVPNを開き、米国IP addressを利用してHD Tracksから独グラモフォン カラヤン指揮ベートーベン交響曲全集 96kHz/24bit音源をダウンロードする。

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これが重い。交響曲9曲分だから仕方がないと言えば仕方がないのだが、利用再開第1弾にしては、重たいファイルを選択してしまった。汗

結局半日かかって一巡したものの、1/3はD/L Failedとなっている。ここで慌ててHD TracksのFAQを見ると、D/L管理画面を閉じてもう一度D/Lを再開せよ、とあるのでそれに従う。・・・・・再び数時間経過。それでもまだ数楽章がFailedのままである。

再度D/Lを始めて、ようやくすべてFinishedに。やれやれ、大事業を成し遂げたような気持ちにさせてくれる。

HD Tracksから直接DELAにD/Lできればよかったのだが、今回はよくわからないままMacにD/Lしてしまったので、ここからDELAにファイルをCpyしなければならない。
しかし、もう消耗したので作業終了。気を取り直して週明けに作業を続けよう。

というわけで、相変わらずのITバカぶりを発揮した週末であった。







Commented by god-zi-lla at 2017-08-29 15:16
お暑うございます。

HD TRACKSはVPN経由で購入手続き完了したところでダウンロードせずにログアウトしてVPNも終了、あらためて専用ダウンローダーを起動すればVPNを経由せず普通にダウンロードすることができます。

こんな抜け穴、HD TRACKSだって気づいてないわけがありません。音楽の国境にカベは作れないのです(笑)

お試しあれ。
Commented by windypapa at 2017-08-29 15:53
godzillaさん
なんとまあ。ということは無料VPNアプリで十分ってことですな。
あいたた、またもや無駄な出費をしてしまいました!
やれやれ、IT無能の人とは我のことなり。
by windypapa | 2017-08-27 19:20 | オーディオ | Comments(2)

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