紺碧のティレニア海に青を学ぶ

AmalfiのHotelは路地を奥に入ったところ、1Fがスーパーマーケット、2Fが他のB&Bという複合ビルの3Fのワンフロアにあった。
ちなみにこちらではフロアのことをPianoというらしく、エレベーターでは「〜piano」と言っていたな。
知らなかった。

4F屋上はベランダで、前方に海、後方に切り立つ山と言う絶景を楽しみながら朝のバフェを摂ることが出来る。

気分爽快。
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この日はボートに乗って出発。ボートから眺めるAmalfiの街。
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途中Positanoに寄った後、カプリ島へ向かう。カプリツアーは人気があり、Positanoからの乗船客の大半は立ち席だ。
万一のときの救命用具は果たして人数分あるのだろうか、などと考える心配性の日本人。
アマルフィ出航後約1時間でカプリ島に到着。ご覧の通り男性的な景観だ。
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アマルフィの海岸線はそのリゾート的イメージとは一線を画し、切り立った崖とその背景に聳える山波、岸壁を洗う紺碧の海、という荒々しい光景が続く。そして点在する入り江の猫の額ほどの狭い地域に美しい街並が貼り付いているのである。


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それにしてもこの青の美しさはなんだ?


カプリ島では「青の洞窟」見学を計画していたが、この日はあいにく波が高めで洞窟は閉鎖。(こういう日が多くあるらしい)アテが外れた多くの観光客で溢れ換えるカプリの港を早々に後にしてAmalfiと並ぶ景勝地Positanoに向かう。

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PositanoはAmalfiより少し小振りで落ち着いた雰囲気のリゾートで、居心地が良い。
こんな小径沿いにブティックやレストランも立ち並ぶ。

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ランチに寄ったカフェでデザートに選んだレモンケーキ。女性の乳房のような形状で、先端部をどちらが食べるかを妻と議論?する。
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PositanoからバスでAmalfiに戻り、Hotelのコンシェルジェに「青の洞窟が閉まっていて見れなかった」と話すと、それなら是非にと勧められたRavelloに向かう。

RavelloはAmalfiからバスで30分山を登ったところにあるリゾート地で、昔ワグナーが一時期を過ごしてトリスタンとイゾルデの一部を作曲したという話がある。→訂正 ウィキペディア情報ではこのVilla Rufoloに1880年に滞在したワグナーが、その美しい風景にパルジファルのクリングゾルの庭の音楽の着想を得た、とあった。

そうした歴史的背景もあって現在は夏に定期音楽祭が開かれているそうだ。

ところでこの界隈の道路は車2台がすれ違うのが精一杯と言う路幅で九十九折りの坂道が続く。そこを大型バスが運行するのだが、少し路幅に余裕があるところはパーキングの車で埋まっており、乗っている方の肝が縮むような際どいドライブで対向車をやり過ごす。柄にも無く酔いそうになりそうだ。こういうときは運を天に任せ運転手に命を預けるしか無い。
世界で一番腕の良いバスの運転手はおそらくアマルフィにいるのだろう。

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音楽祭の会場になっているVilla Rufoloという誰かの邸宅跡は切り立った崖の上に見事なEnglish Gardenが広がり、眼下に海を眺める素晴らしい場所であった。
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当日夜のピアノリサイタルの準備中。素晴らしい眺め。ピアニストも気持ちよいことだろう・・・?


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この近辺で売られる陶磁器の南イタリアらしい華やかな文様を店先で楽しむ。そういえばホテルの床や調度品にもこうした柄が使われているのであった。
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Amalfiに戻って最後の晩餐に選んだのは、山側の一番はずれで見つけた三ちゃん営業による街のレストラン。我々以外観光客が居ず、手垢がついていない雰囲気が気に入った。

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こういう店は当たりか外れかどっちかだろうなあ、などと妻で話していると、供された食事の味は期待を裏切らぬ素晴らしい味であった。
自家製パスタの海鮮ソース和え、Vealの白ワインソース煮、グリーンサラダを頼んだが、パスタはまさに奥で老主人がこねこねするところから作っているのが見える。そして具沢山でソースも濃厚。牛肉のワインソース煮も美味で頬が落ちる。グリーンサラダのドレッシングは一緒に供される大きなレモンの切り身の絞り汁に好みで塩胡椒、オリーブ油、バルサミコを加えるもの。我々はバルサミコ抜きのソースで楽しんだ。
この地方特産のレモンの酸味を抑えたジューシーな味わいがとても好ましい。

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仕上げはティラミス。見るからに自家製っぽくガラスのコップに盛られた庶民的な一品。しかしこれがまた味わい深い。

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観光客擦れのあとが少ない給仕の兄ちゃんやその両親と思われる厨房の二人の応対も好ましく、首尾よく最後の晩餐を締めくくることが出来た。






by windypapa | 2014-07-12 05:46 | 日々是好日 | Comments(0)

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