
今日はソウルへ日帰り出張。マイナス5℃の寒さということでババシャツ(男の場合ジジシャツか)にタイツを着込む重装備で行って来た。やれやれ。
夜、釜山に帰ると冷たい雨に迎えられた。
アパートに帰って件の共同浴場で暖まり、部屋に帰ってPierre Laurent AimardというピアニストのRavelのピアノ協奏曲とMiroirsというソロピアノ曲を聴く。
僕はこの人がアーノンクールと録音したベートーベンのピアノ協奏曲集が気に入っていて、よくその第2楽章だけを続けて聴いたりするのだが、ブーレーズ指揮クリーブランド響と録音したラベルのアルバムは、いままで上手く鳴らすことが出来ずにお蔵入りしていたものだ。
Ba-Coプリアンプとルームアコースティックの改善で、それが今までの印象を覆す、まったく違う印象で聴けるようになったのだ。
Concert in G majorの第3楽章Prestoのおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさと、万華鏡のように輝くオーケストレーションの面白さ。
そしてソロピアノMiroirsのSad Birdsで聴く鍵盤一音一音の響きの奥深さ。まるで透明で深い湖をゆっくりとどこまでも沈んでいくような心地よさである。
こんなところがオーディオの面白さなんだろうな。