維納夜話 その4 グルメ編

トーマス・マンの「魔の山」を読み返していたら、最初に主人公がダヴォスの療養所に辿り着いて食事をするところで、素晴らしいアスパラガススープが出て来るくだりがあった。

そこではたと気がついた。そうだ、アスパラガスについて記しておかなくては。
最初の邂逅はH氏夫婦に案内されて行ったカフェ・ツェントラル。この季節はとにかく皆これを食べるんです、と言ってH氏が前菜に選んでくれたのが白アスパラガスを湯がいたもの。
これが太くてでかい。しかもシャキシャキとしっかりした食感がある。これをバターソースにつけて食すのだが、ソースとの相性が素晴らしく、白ワインが進む。一本食べれば前菜として十分だが、何故か余ったので2本頂いた。うーむ、ヘヴィ。
そのときは食べるのに夢中で写真を撮らなかったが、別の日に食材店の店先に出ているのを撮影した。
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美味しそうでしょ?

なお、カフェ・ツェントラルで食べた主菜は以下の通り。デザートは「その1」参照。
家内が頼んだのは定番、ウィンナーシュニッツェル
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僕が食べたのは、名前は忘れたけで豚肉のグリルだな。
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両脇についているのがポテトの付け合わせ。クヌーデルと言う茹でたジャガ芋を団子状に丸めたものもよく出て来たが、これは朝マック風に揚げたもの。

そして別の日、ベートーベンの足跡を辿って郊外のハイリゲンシュタットに出掛けた時、ランチを摂ったPfarwirtというレストランのメニューで見つけたアスパラガスのスープ。これは試してみなければ。で、出て来たのがこれ。
まずはスープ皿でカットしたアスパラと茄子の油揚げとクルトンが運ばれ、目の前で熱々のスープが注がれるという趣向。
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うーん、見ているだけでワクワクする。
味の方も、アスパラの旨味が凝縮されながらもしつこくなく、クリーミー。今回の旅行中に食したものの中で1番印象に残ったものとなった。
メインで食したグラーシュもなかなか。なにより郊外の一軒家風レストランの雰囲気が素晴らしかった。
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ウィーンではレストランやカフェの他に、葡萄農家が自家製のワインを供するホイリゲというワイン居酒屋がある。6月10日は楽友協会のコンサートに行く前に、再びH氏夫婦の案内で、その中の一つを訪れて早い夕食を摂る。
緑に囲まれたレストラン、とても気持ちがよい。
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ホイリゲでは一般的に飲み物はテーブルでオーダーするが、食べ物は店内のデリカテッセンのようなカウンターでセルフオーダーし、現金で支払う仕組みのようだ。
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一見めんどうだが、ドイツ語のメニューで悩まずに欲しいものを欲しい分量だけ指を指して選べるので、経済的でもあり僕たちにはよい仕組みだ。

うん、こうやって振り返っても旨そうだ。味覚と嗅覚、聴覚の記憶はまだ一般化されずに残っているれど、そろそろ旅行記を締めくくらないと、記憶が読み出せなくなりそうだ。
by windypapa | 2013-06-30 23:01 | 日々是好日 | Comments(0)

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