DAVEN Attenuator

さて懸案のWE272Aプリに入れる600Ωのアッテネーターだが、「知り合いから入手した」といって李さんが持って来てくれたのがDAVENのRC-102-5というもの。

21個の接触部を持つ摺動式で接触部に銀メッキを施した品という。通常は銅メッキということで、李さんも銀メッキを目にするのは初めてだそうだ。ビンテージ部品だが、動作は極めて滑らかで動かしてみると気持ちがよい。
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さてそのDAVEN君をポケットに入れてムンさんの工房のドアを叩き、調整してもらう。
前回の記述で入力段にボリュームを入れる、と記したのは間違いで、もともとの100kΩボリュームは初段マツダACHLとファイナルWE272Aの間、今回新たに設けるのは出力トランスの後ろである。

小1時間程で作業終了、ムンさんの試聴ディスクで音を確認していく。音が前に出るダイレクトさはそのままで、中高域のキツさは抑えられている。小音量での歪みもなくなったようだ。

早速アパートに持ち帰りシステムに接続して音を出してみる。
SWを入れてしばらくしてもハム音は聞こえてこない。やった、期待以上の静かさだ。定電圧放電管RCA VR105をコンデンサーに交換し、右chの出力トランスに簡易シールドを施した効果が出たようだ。
改良前 向かって右2つのつまみは飾り
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改良後 向かって右2つのつまみは出力段に新たにつけたアッテネーター
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最初はDACのクロックを外した状態で慣し運転。真空管が暖まるにつれて音場が熟れて来るのがわかる。入力段のVOLはあまり絞るな、とムンさんが言っていたなので、入力段は時計の1時位にセットして出力段のアッテネーターで音量を調整する。音量を絞っていっても以前のように小音量で音が歪んだり音量が不安定になるようなことはない。

出て来る音はムンさんのALTEC SPで試聴した印象とは少し趣が異なり、やや憂いを含んだような音だが、艶やかで色気のある音だ。ワーフェデールのキャラクターだろうか。コジェナーの唇がしっとりと濡れている。ストリングスはもたつくことなく、風のように軽やかでしかも空気の粒子を感じさせる質感がある。

30分ほどしてからUDIF7基板のDIP SWを操作してクロックを入れると、聴感上すっと音が広がるスピードが増す。いままではクロックの差が殆ど認められぬような有様だったのに。

ついにWE272Aプリの実力が発揮され始めたようだ。日がな一日ベートーベンのピアノ協奏曲を順に聴き、思いついたようにビートルズのハイレゾを聴き、グリモーのピアノを聴き、ヴェルディの歌曲集を聴き、ヘンデルのメサイアを聴く。今まで中高域のキツさが気になって1時間と満足に聴けなかったのに、今やストレスフリーで音楽に接することができる。

そしてこの週末には御茶ノ水からこんなものも届いた。
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お楽しみはこれからだ。
by windypapa | 2013-02-17 23:52 | オーディオ | Comments(0)

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