センナクチの呪縛?

原因不明の両肩痛・両脚筋肉痛に2ヶ月近く悩まされてきた。

毎日明け方に両肩の痛みで目が覚め、寝返りを打つことも出来ぬまま、朝まで浅い眠りと痛みによる覚醒を繰り返す。
肩の筋肉と関節の周りの筋が強張り、刺すような神経の痛みが走る。
目覚ましが鳴っても、腕を伸ばして止めることが出来ない。芋虫のように体をくねらせてベッドから足を下ろすと、肩から先が鉛のように重く、腕を持ち上げることも大儀で座ったまましばらく腕を足の上に預けて腕先に感覚が戻るのを待つ。

下半身は下半身で両脚の太腿・膝の裏側の筋肉が引きつったように強張り、ベッドから歩いて8歩のトイレに立つのも一苦労である。
体を起こして30分も経つと、次第に筋肉もほぐれて体を動かせるようになるが、同じ姿勢を30分も続ければ、違う動作に入るときには大きなエネルギーが必要となる。

まさに錆びつき油が切れたロボットの如しだ。
これが老化というなら、世の中を呪ってやろう。
体の自由が利かないお年寄りの気持ちが、ほんの少しではあるが、理解できた。

思えば今年の初め頃から、下半身の筋肉が強張る傾向があった。
毎朝の入念なストレッチと、週末のエクササイズでなんとかフィジカルを維持してきたが、両肩の痛みと共に全身の「油切れ」が表面化した。

最初は肩の痛みと両足の強張りを別々に、五十肩と両脚筋肉痛と考えて韓医院(ハニウォン)で鍼灸治療を受け韓方薬を服用した。
日本に一時帰国した折に、かかりつけの整体医院で整体治療を受けた。

しかしそうした治療で体がほぐれるのは一時的で、翌朝にはまた痛みで目が醒める毎日だった。
関節や筋肉の痛みとは学生時代から長く関わってきたが、今回のような症状は今まで経験したことのないものであった。

体が思うように動かないので、思わぬところで手や足を打ちつけ、怪我をする。そのたびに呪いの言葉が口から出そうになる。

危機感を覚えて真剣にネットで症例を調べ、これではないかと当たりをつけ、出張の機会を利用して精密検査のためその分野の治療で定評のある大学病院の門を叩く。

紹介状を持たぬ初診で大学病院を訪問すれば、1日がかりを覚悟しなければならないが、幸いにして内科問診後、すぐに該当病棟にまわしてもらい、採決・採尿・レントゲン・心電図などの検査を受けることが出来た。

そして1週間後、検査の結果は仮説通りであった。

原因と治療法が確定したことで、大いに安堵し、処方された薬を服用する。
診察後に服用した2錠の薬は驚くほどの効き目で、2時間後には肩も脚も軽くなり、フライトまでの空き時間に観たのが先日のソニ。その足で釜山に戻り、祈る気持ちで床に着くと、1ヶ月半ぶりに朝までの安眠を得た。

肩を回すこと、腕を上げること、歩くこと、眠ること、などフツーのことが当たり前に出来ることが、これほど幸せとは。

通勤途上の体も軽い。歯を食いしばって上っていた階段も嘘のようだ。

しかしこれだけ効き目があるということは、副作用も強いということなのである。なるべく早くこの薬と手を切れるよう、治癒させたいものである。

そもそも、健康だけが取り柄のこの身に、なぜかような災難が降りかかったのか?

思い当たるのはセンナクチ(活手長蛸)の食いすぎの祟りくらいである。

ってまさかね。

Commented by god-zi-lla at 2012-05-26 23:38
祈!早期ご快癒。
とにかく原因がわかって良かったです。

とても他人事とは思えません。
自分も用心、節制せねば。
Commented by windypapa at 2012-05-27 08:00
コメントありがとうございます。
比較的発症例の少ない病気なので、整体外科や鍼灸院では原因が分からないようです。

韓国では強い薬を処方される傾向があり、治療が長期化すると副作用の心配があったので、あえて日本の病院に行きました。
インターネット上の情報もなかなか捨てたものではありませんね。

god-zi-lla先輩もご自愛ください。
by windypapa | 2012-05-26 21:12 | 日々是好日 | Comments(2)

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