How the WESTERN was Won. Vol.1

港町釜山を吹きすさぶ風にも春の兆しが宿り始めた今日この頃。
オンドルとwe272aプリアンプの灯火でしのいだ厳冬期ももうすぐ終わり。

なんちゃって。あはは、we272aプリは全然放熱効果がありましぇん。然れども定電圧放電管VR105から生ずる青紫色の灯火はほっこりとオイラの冷えきった心を温めてくれたのでした。
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いやあ、こんなことを言ったらオーナーの李さんに怒られるけど、見てくれの悪いこのプリもその実力には脱帽。真空管アンプだからというイクスキューズは全くあたらない。否、それどころかこれほどすぐれた増幅素子にユルい、ぼけている、などと的外れのレッテルを貼って素通りしていたとは、何たる不明、不覚、恥じ入るばかり也。
曖昧さを排除し、ソースに込められた情報を余すところ無く引き出し、活き活きと楽しく目の前に広げてくれる。
リザーブ球を試すのも楽しみの一つ。
we272a刻印管をプリント管に替えてみる。オーナー曰く、ニュアンスと深みで刻印管に分がありと。しかし、先入観を排除したオイラの耳には、プリント管のストレートアヘッドな音もまた好ましく。楽しき哉。
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そんなある日、欧州旅行から戻った李さんから電話がかかった。さては念願のクラングフィルムのシステムを手に入れたか?
いやいや違った、オマエのWE271Aパワーアンプが組み上がったからテストに行こう、とのお誘い。
おお、ついに完成したか、と気負うオイラを李さんが諭す。まだまだ、取り敢えず組み上っただけで、これから音出ししながら音色を仕上げていく工程に入るという。思わず頭の中でお金の算段を始めていたオイラもそれを聞いてちょっと安堵する。

注文者の意向は善意?で無視され、オールWestern球アンプ製作に燃える李さんが執念で、オーディオチングの金さんを説得、整流管にWE422をバーターでゲット、当日の試聴に間に合わせてくれた。
ビルダーのムンさん工房に到着すると、黒のスポーツウェア姿の金さんとムンさんがすでに待ち構えている。ちなみに韓国アジョシ(おじさん)の普段着定番#1が黒のスポーツウェアで、彼らはこの格好で海に、山に、街中に、どこにでも繰り出していく。

件のパワーアンプはと言えば、ムンさんのラックの中に収まって、わざわざその音を聴きに集まった好き者達を嘲笑うかのように、ふんぞり返っている。我々の到着を待って金さんが持参したWE422を恭しくソケットに挿入、いよいよショーの始まりだ。

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to be continued
by windypapa | 2012-03-03 00:04 | オーディオ | Comments(0)

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