「盤」付けゲーム

照強が引退か。残念也。

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169cmの小兵ながら抜群の運動神経としたたかさで楽しませてくれた。

土俵下から垂直跳びよろしく土俵にヒョイと飛び乗る仕草や、目一杯塩を撒く姿(自分で巻いた塩に足を滑らして負けた一番もあった 笑)、足取りなどの奇手で土俵を沸かせたが、糖尿病などで苦しみ幕下に落ちついに帰ってくることはなかった。

この人と翠富士の小兵二人が土俵入りの後に小走りで支度部屋に戻って照ノ富士の太刀持ちをする姿が微笑ましく、大相撲の観賞に彩りを与えてくれたが、もうその姿を会場で見ることは無くなった。

その翠富士が今日は見事な肩透かし(伝家の宝刀!)で大関を破ったのは兄弟子に対するせめてもの花向けだろう。

これからの人生に幸あれ。


さてその後のDS Audio Master1は如何に?

2週間のハネムーン期間を終えてそろそろアラも見えてくるところだが、その兆候は全くない。

レコードラックからヴィニルを取り出すたびに新しい発見に驚かされ、埋もれていた音ー今まで気づかなかった音ーに唸らされるのだ。

旧知のヴィニルを、あるいはずっとご無沙汰のヴィニルをプラッターに載せ針を下ろすのが楽しくてならない。

ワクワクドキドキの毎日なのだ。

何がそんなに楽しいかって、音がイキイキと弾んでいるのだ。

大袈裟に言えば生命力が宿っているとも言える。

それはSNの良さ、解像力の良さ、そして低域から高域に向かうレンジの広さ、などに裏打ちされているのだが、単に物理的特性の良さだけでなく、ヴァイタルな要素が大きい。

Western ElectricやSiemensなどの古典球アンプの音が持つ、ヒトの感情を揺さぶる力に相通ずるもの、といっても差し支えあるまい。

もちろん物理的特性は古典球アンプとは比較にならないが、エモーショナルな部分で相通ずるものがある、という話だ。

(物理的な面で言えばどちらも強力な電源部に支えられているという共通点はある)

ヴィニルであるゆえ、当然盤によって再生音の出来不出来はつきもので、それはMaster1でも例外ではない。

MMやMCで聴いて素晴らしい盤はMaster1でも素晴らしい。

仮にヴィニルの再生音にグレードをつけた場合ー優秀なものからA〜Dとしてみようか。

従来のMM/MC再生                DS Audio(Master1 EQ)再生
A:横綱 アナログの醍醐味を堪能できる優秀盤   AA~AAA:極上+α さらに突き抜ける!
B:大関 聴いていてまずまず楽しい        BB~A:ほぼAなみ おぬしやるなあ
C:幕内 まずまず                B〜A:化ける!みくびってすまん!
D:十両 あまり聴く気がしない          CC〜BBB:充分リスニングに耐えるぞ!
E:幕下 ラックの肥やし             E〜BB:総じてマシだが大化けもあり

とこんなふうに評価できそうだ。

特に嬉しいのが今までC以下のヴィニルがその真の姿を表したときだ。

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今までDがBBになった例① フェイセズのライブ盤 "Coast to Coast Overture and Beginners"(日本盤)

ライブで肝心なリズムセクションが引っ込んでいて面白くなかったが、Master1 EQでは俄然それが前に出てきて大活躍だ。いくらロッド・スチュアートとロン・ウッドが人気者でも山内テツのベースとケニー・ジョーンズのドラムスがなくちゃあ始まらんでしょ?

C→Aの例としては五輪真弓の渋谷ジャンジャン・ライブ
元々通常より目立ってフィーチュアされていた高水健司のベースがグングン弾み、うねりを産みだし、五輪の歌う姿もクッキリと舞台の上に見えるようだ。

Master1 EQはこの盤に限らずベースのブルンブルンと弾むさまが顕著に現れ、いとおかし。

今まで出ていた低域は「単に出ていた」に過ぎないと気づかされるのだ。なんてこった!

ラストの「煙草のけむり」の疾走感、ダイナミズム、発熱、う〜む、すごい。思わず声をかけたくなる。

D→CCCの例としてザ・ピーナッツのさよなら公演ライブ盤
B面のザ・ヒットパレードと銘打った60年代から70年代初めの洋楽ヒット曲メドレーが懐かしく気に入っていたが、再生の楽しさはあまり感じることのない盤であった。

それがMaster1 EQでは高橋達也と東京ユニオンのビッグバンド・サウンドがまるでライブのように炸裂、応援の中尾ミエの若々しく芯のある歌声も素晴らしい。(ピーナッツの声は声質から中尾と比べてどうしても線が細くなるが、それなりに楽しめる)
文句なくランクCCCに格上げだ。

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そして今これを書きながら聴いているのがベルリオーズのレクイエム(マゼール指揮クリーブランド管 London OSA12115)の第1面だが、オケを両翼に並列配置した(確かそうだったと思う)超絶大編成オケによるスペクタキュラーな演奏が、怒涛の出足で迫る迫力ときたらどうだ。2面のREXのコーラスも解像度が上がり、パートごとの発声が手に取れるよう。
生命力溢れる歌声がダイナミックに広がる快感が五感を満たす。うう〜ゾクゾクするぜ。

コーラスの場合、MM /MCでは大音量再生で目立っていた高域歪成分が光学カートでは減って聞きやすくなるのも高評価の一因だ。磁力歪と関係あるのだろうか??

ともあれ、今までは解像度と低域の再現性の浅さでここまでの音は再生できていなかった。参った!

文句なくC→Aに昇格!

KISS ALIVEでも幕開けの”DEUCE”の冒頭でマグネシウムが爆発し観客のヴォルテージを上げるのだが、手持ちの日本盤ではその音がボワーンと聞こえる。
真保安一郎氏の「初盤道」によるとボブ・ラディックのカッティング盤は「最初のマグネシウム、ドカーンがまさにドカーン!なのだ」そうだが、Master1 EQで聞く日本盤もかなり「ドカーン!」している。笑

これもC→Aの昇格組だ!

と、こんなふうに他愛もなく毎日ランキングの見直しを行って楽しんでいるのだ。暇だね〜。

# by windypapa | 2024-03-18 21:26 | オーディオ | Comments(0)

雉子を射んとして猪を仕留める

昨日は夜半に降り始めた雪で朝、窓から見る景色はご覧の通り。

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みぞれ混じりの雨、のはずがしっかり積もっている。3月というのに・・・ワンコも冷たい路面を嫌がって用を足したら這々の体で早めに散歩を切り上げだ。

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駅へ向かう道に咲く寒桜も雪化粧。なかなか乙なもの也。


さてWadia 21を手放した穴埋めの話だ。

デジタル製品をヤフオクやUSED品でいろいろと検索するが、なかなかピンとくるものがない。

どれが現存のdCS Purcell & Deliusの音を超えるのか。

もちろん予算の範囲内で。しかも飛び降りるのは清水ではない。せいぜい縁側の高さだ。笑

どうしたものかと思案するうちに「あるもの」に行き当たった。

いやこれはさすがに筋違いだろ、と思いつつ見守っていると思いのほか値動きが重たいのでちょっかいを出したらつい熱くなってしまい、最後の競り合いを制して落としてしまった。

雉子を射止めようとして猪を仕留めてしまった? というくらいのお門違い。

その猪が先日届いた。

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なんという重さだ。

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Jeff Rowland model 2の横でも見劣りせぬ体躯である。

重量も24kgとちょっとしたパワーアンプ並み。

DS Audio の第2世代のフラッグシップだったMaster 1 フォノイコライザーだ。

現行第3世代の旗艦はGrand Masterといいとんでもない値段だが、昨年6月までのフラッグシップを入手する幸運に恵まれた。

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店頭の展示品だったのか、シャーシ上蓋は透明なアクリル板で、内部の純銅製バスバーとその隙間から巨大な電解コンデンサーを眺めることができる。

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以下商品説明より。

「イコライザーは、ディスクリート基板かつ左右完全別構造で構成。左右チャンネルに各々トランスを配置し、カートリッジの動作に使用している赤外線LED用にも専用トランスを使用している。

出力はRCA出力だけではなくバランス出力(XLR出力)も追加。振幅比例型は低域の感度が高い為、3段階の低域カットオフを標準装備している。

120,000μf電解コンデンサーを12本使用した、パワーアンプ並みの電源構成を採用。またインピーダンスを下げる為に120,000μFの電解コンデンサー同士の接続は純銅製バスバーを使用している。」

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いやいや待てよ、Wadia 21の代替、だろ? なんでフォノイコなんだ?

う〜〜む、結局今現在のオイラのデジタルとアナログへの信頼の深み(依存の度合い)がこういう選択を導き出したのだ、と思う。

ふ〜ん、で、カートリッジもMaster 1をゲットしたのか?

いや〜、今回はフォノイコで精一杯 汗

なんじゃそりゃ?

侮るでないぞ!エントリーモデルのDS E1カートリッジでもMaster1で聴く再生音は今ままでの光学カートリッジの音とは桁違いに頭抜けたものじゃ!

そう、飛び出してきたのはまさにとてつもなくぶっ飛んだ音である。

以前からDS Audioの音は従来のアナログカートとは一線を画す音、と申し述べてきたが、今回の音は一気にアクセルを踏み込み彼岸の音を想像させる音になった。

再生領域の広がり・強靭かつ底深い低域とか分解能・臨場感の高さとか、並べ立てる言葉はいくつもあるが、テレビ番組の芸人の軽薄な食レポのような美辞麗句を並べ立てる愚は避けよう。

敢えて一言言えば「生命の宿る」音だ。

それは単に力強いだけでなく、しなやかさ、生命の儚さ、切なさをも感じさせる音なのだ。

こんな音は初めてだ。

1枚、また1枚と取っ替え引っ替えGoldmund Studioのターンテーブルを舞台に新たな物語を聴く毎日なのだ。

で、デジタルはどうするの?

・・・・・。

# by windypapa | 2024-03-09 21:18 | オーディオ | Comments(0)

桃の節句にWに別れを告げる

早いもので桃の節句を迎えた。

朝夕は冷え込むものの寒桜は咲き誇り菜の花も黄色く自己主張し杉花粉は舞い、要するにすっかり春めいてきた。

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恩田川沿いの寒桜

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散歩道に咲く菜の花

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近所の尾根道から眺める丹沢山系もくっきりと見える。

3月2日は高校3年時のクラス会で横浜に集ったが、鶴屋町界隈の再開発による変貌ぶりに驚いた。

ピンサロ・ソープのコンバット地帯はもはや見る影もなく衰退し、未だ踏ん張っている店の真ん前には超高層ビルが竣工し、これはもうゲームセットの様相だ。

かくて横浜も浄化され骨抜きになるのだ。

何を今さら。野毛や黄金町、伊勢佐木界隈を見ればそんなことはもうわかっていたろうに。それに街が健全化し安心して暮らせるようになるのは良いことじゃないか。

それはその通りだが。我々人間のどす黒い欲望や衝動に蓋をして全て暗渠に流しその上に綺麗事の街を作るっていうのもなんだか虚しいぞ。

1971年に横浜市民となって以来大学や仕事の都合で別の自治体に何度も身を寄せながら一貫して地元意識を持ち続けた土地が、いやはやここまで変わっちまうとはなあ。


日付が変わって3月3日、孫娘の初めての桃の節句を祝い、あらためてすっかり爺さんの気分を味わってきた。やれやれ。

まあいい、週2回のエアロビとマシントレでせいぜい肉体を強化しキモいジジイになってやる。笑


さて随分と話題がご無沙汰のオーディオだが、ブログに上げないだけで毎日あ〜でもないこうでもないと悩み楽しむ日々を送っている。

いや、違うな。以前記したようにリスニングルームの音場の左右バランスが改善されてからは総じて安寧な日が続いている。

喜ばしいことだ。

特にJeff Rowland synergy II がめきめき実力を発揮し、その静謐さとレンジの広さで今は主戦プリの座に君臨している。

と言っても南アルプスの天然水のような清らかな音に宗旨替えしたわけではない。エナジーと臨場感はシステム最大のミッションのままだ。

おそらく音場改善でグッと音の密度が増したため、Synergy IIのサウンドの「薄さ・素っ気無さ」と勝手に思い込んでいたキャラクターが書き換えられたのだと思う。

いつものことだがせっかく手に入れてもこちらのウデが至らずその本来の実力を引き出しきれない機器のなんと多いことよ。

今まで離別した機器に申し訳ない気持ちがわく。許せ。

もう一つ復権したのがDS Audioの光カートリッジ&フォノイコの音である。

今までもそのノイズレベルの低さ、アキュレートでレンジの広い再生音には一目置いていたが、トーレンスユニット(従来方式カート&フォノイコ)の叩き出す桁違いの迫力ある音には及ばぬとたかを括っていたのだ。

それがこの年明けから〜つまり音場の改善時期から心地よい「圧」と「熱」を発するようになり、トーレンスユニットの牙城を脅かしている。

このアナログ2種はしかし二者択一の性格ではない。光学カートリッジの音はマグネット式とは遠い遠い、カテゴリーの違う音なのだ。

いずれにしてもこれは面白い。おぬし、化けたな。ってなものだ。

このDS Audioユニット、デジタルのテコ入れを行うための資金源として算段していたのだが、その目覚ましい覚醒に免じて手元に置いておくことにした。

なんという優柔不断さよ。


一方デジタル再生はといえば、「そこそこ」良い。

いやデジタルだけ聴いていればその臨場感・浸透力といい熱・圧といい自分史上かなりいい線行ってるのだが、アナログと比べると分が悪いのだ。

そこへ持ってきて昨年後半からオーディオの友人たちがデジタル再生に並々ならぬ決意で臨み半端ない投資とその目覚ましい成果が聞こえてきているのだ。

他人は他人、己は己というけれど興味は募る。募れども聴いたところで軍資金がなければ何もできない。だったら聴かないに限る。笑

と痩せ我慢で耳を塞いでいたが、ついに怖いもの見たさ(聴きたさ)に屈し、パンドラの箱を開けてしまったのがバレンタインデーのちょっと前。

DACマイスターのO氏宅を再訪したのだが、新規導入された弩級CDトラポと特殊な接続を行うカスタムメイドのディスクリートDACで再生される音は、これもまたスペシャルな増幅段と音声変換装置によって僕の聴覚にインパクトを与えたのだ。

当日の目玉はなんと言っても弩級トランスポートとディスクリートDACの組み合わせだったが、こちらのお宅に伺うと「ドイツ式物理学」の音声変換装置、いやまだるっこしいな、German PhysiksのDDDシステムから放射される3次元サウンドにまず耳が驚かされるのだ。

我が家のホーンシステムとは音の出方がまるで違う、しゅうしゅうと音が香り立ち部屋を満たすような感覚である。

一つ一つの成分が吟味され純度が磨き上げられた音の粒子が全方向からリスナーを包んでいくような感覚、とも言えようか。

そして以前のトラポと新規トラポの聴き比べではなるほど確かに一つ一つの音の成り立ちが別物のように変化し、より自然で説得力ある音に変わっている。

いやはや参りましたね。

何に参ったかと言ってやはり新規導入の弩級トラポの重厚かつオリジナリティ溢れる外観の佇まいとその動作の様子ーこれがCDトランスポートの原器だと言われれば納得するしかない佇まいだーであり、またO氏の編み出した独自の信号接続方法とそれを受けるディスクリートDACのクオリティだ。

そして何よりもそれらを追求するO氏の姿勢と熱い欲求だ。良い音を求める欲望だ。情熱だ。

こちとら音場が揃ったという基本条件をクリアしたくらいで安心し自分の城に籠って唯我独尊を決め込んでいたところ、ガツンと鉄槌を下されたような格好だ。

最寄りの駅前のビストロで美味いワインを飲みながらの二次会はこれから我が家のデジタルをどうしようかという作戦会議?の体となったが、う〜むと頭を抱えるばかりである。

かくして久々に訪れた心の平安は崩れ、またもや煩悩の虜となったのである。笑

しばし思案ののち最初に打った手は、我が家のデジタル将軍Wadia 21との別離である。

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主を失い茫漠たる空間を晒すクアドラスパイアの図。

さてwindypapaよ、どこへいく?

# by windypapa | 2024-03-04 20:51 | オーディオ | Comments(0)

駆け足で1ヶ月半を総括する

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正月早々から大地震やら航空事故やらあって気持ちがどこかに持っていかれたうえ、ウクライナ紛争やらガザ虐殺やら愚かな行為に対してなす術もなく拠り所の米国は分断社会とやらで民主主義も風前の灯、日本はといえば旧態依然の金とその再分配に群がるサルの群れのような政党が内向きの政治を続け、かといって「言うだけ野党」は非力で頼り甲斐もなく一般社会では性加害とパワハラ・モラハラが蔓延する世相に嫌気がさし、だからといって綺麗事を言うわけではなくこれが我々の本性なのだとあらためて突きつけられればそうだよその通り、あなたもそうだよね?と言うしかないのも情けない。

そんなこんなで厭世的な気分になること約一月半、しばし日記がわりのブログからも遠ざかっていたが、上に述べたことは別に今に始まったことでもない、単に日記をつけるのに飽きて言い訳を言い立てていたのだと言うことをようやく認めてぼちぼちこのくだらない独り語りを再開することにしよう。

といっても一月半の出来事を振り返ると年々お粗末になる我が記憶力、おぼつかぬこと甚だしい。ええい、思い出すままにメモ書きしていこう。

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1月20、21日はフラッグフットボールの全国大会が川崎の富士通スタジアムで開催された。寒空の下なんと物好きな中高年が1,950名も集まって球技に興じた。

皆が沸いたのは現役チームが廃部になった日大フェニックスのOBチームが参加したこと。イエーイ、そうこなくちゃ。

それでも21日は朝からの雨で本当に心が折れそうになったっけ。
試合に出た後別の試合の副審も務めてずぶ濡れになった体を引きずって会場に設置された大きな屋外用ストーブに辿り着き、震える体を火に寄せて身につけた運動着からシュウシュウ立ち昇る水蒸気を眺めるうちに隣の見ず知らずで年代も違う選手と二言み言言葉を交わして笑顔で別れるとき、さっきまでの濡れ鼠のマイナス思考から脱してやっぱりこの大会はいいもんだと思ったりするのだ。

もういい加減引退と思っていたが今年から55歳以上のカテゴリーが新設され(それでもまだ10歳のギャップがあるぞ!笑)出場機会が広がったこともあり、ジムに通い始めた成果も認められたことから、来年に向けて今年も頑張ろう、なんて思ったのだ。馬鹿だね、まったく。


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2月5日から6日にかけては大雪。僕の住む南多摩地区も15cm以上の雪が積もり6日はブーツを履き防寒対策十分で気合を入れて出社したが、鉄道各社の対応が行き届いたせいかさしたる遅れもなく会社に到着。なんだか肩透かしを喰らったような気分だ。

それでも振り返ればこの冬は暖冬で早朝のワンコの散歩も例年ほど着込むことはなかったかな。

2月11日 家族一同集まって92歳になる母の誕生会。思った言葉がなかなか出てこなかったり時々頓珍漢なことを言ったりすることもあるが、一人で歩き電車やバスにも乗れて皆と同じメニューをぺろりと平らげる姿は恐れ入る。
これからは100歳まで生きることを前提に考えなくてはいけないんだと実感。
母が元気でいてくれるからこそこちらは週末ものんびり好きなことをしていられるのだ。感謝、感謝。

2月13日 右の奥歯を抜く。被せ物が取れかかってグラグラする、といって診てもらったのだが実は根の部分が割れてヒビが入ってグラグラしていたことが判明。一体どこでそんなに奥歯を食いしばっているんだ?あ〜あ、ともあれ左右両方の奥歯を抜く羽目になったのだ。

左の奥歯は一番奥の歯なので抜きっぱなしで済ませることにしたが、右は奥から2番目でインプラント治療をすることに決定。えらいことだ。ン十万円の治療費。やれやれ、当分宮仕えは辞められそうもない。

2月14日 青天。世田谷の羽根木公園に梅を見に行く。春の日差しを受けて丘一面の梅は8〜9分咲きの見頃を迎えている。

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蜜を求めてメジロやヒヨドリも忙しく木々の間を飛び回る。

2月とは思えぬ陽気と遠景の富士に恵まれ幸せなひとときを過ごすことができた。

2月18日 観梅報告 その2 今日は湯島天神の梅を愛でに詣でる。梅はまだ7分咲と言うところだが人出は凄く境内は参詣客で賑わっていた。

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受験生諸君、健闘を祈る。

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カレー屋のディスプレイ

その足で神保町に向かいインドカレーを食して神田教会に向かい、中丸まどかさんvn.とWounter Dekoninck (organ)デュオのコンサートを鑑賞。

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神田明神下の親方のブログで知った催しだが、教会という音響環境にも恵まれ、想像以上に素晴らしいパフォーマンスに接することができた。

荒城の月がベルギーの教会で歌われている、と聞いてびっくり。でもアンコールでその荒城の月の教会音楽風の編曲を聴いて納得。世界は広い。

オーディオもいろいろ記録しておくことがあるのだが、今日はこの辺りで。

# by windypapa | 2024-02-18 21:58 | 日々是好日 | Comments(0)

沈痛

JAL516便、海保機と衝突炎上 

午前中は大学駅伝の稀に見る名勝負に固唾を飲み、午後は子供達とその配偶者、孫が一堂に集まる幸福な時間を過ごした余韻も消えぬ夕食時に飛び込んだニュースに頭を激しく殴られたような衝撃を受けた。

機内でちらちら火の手が上がりやがてそれが燃え広がり機体上部が露出していく残酷な様を見つつ乗客の安否情報をひたすら待つ。

乗客乗員379名全員脱出

ようやく報じられた安否情報に安堵した。ふう。

今年の正月は一体どうなっているのだ?

それにしてもあれだけの事故の最中、短時間で全員脱出できたことは幸いであった。

神様、これ以上ハラハラドキドキさせないでくれ。

海保機は北陸の震災地に補給物資を運ぶ途上だったとのこと。なんという因果だ。

亡くなられた5名の方に、合掌。

# by windypapa | 2024-01-02 21:13 | 日々是好日 | Comments(0)

好きな音楽やスポーツの話題


by windypapa