Not my day

インフルエンザに罹患した。ヴァイルスを媒介した職場のNめ、許さん。
○○は風邪ひかない、というけど、記憶にないほど本当に久しぶりのインフル罹患だ。
ここのところ平熱が35度2分くらいに落ちている僕にとっては、結構きつい37度後半まで熱が上昇し、関節・筋肉が悲鳴をあげ、頭は朦朧、今週月〜水はただ体を休めるしかなかった。
全身が本人の意思に反抗してストライキを打つかのようなこの理不尽な症状、記憶にあるのは約30年前、発熱して会社を休み自宅で寝ていたところ、社会人アメフトの先輩たちに確保され、三菱デリカの後部で熱にうなされつつ向かった南小谷の地獄スキー体験以来である。
南小谷では当然のように朝から晩までスキー漬けで、どうやって身体的な危機を乗り越えたのかはよく分からないが、生命維持本能が作動したに違いなく、若さもあって体力が盛り返したのだと思う。
今同じことをしたら間違いなく死ぬ自信がある。笑

さてインフル罹患に先立ち、eBayで入手したREVOX A77の木製ケースがドイツから届き、鉄製のケースと交換したのであった。


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しかし、ケースを交換して動作確認すると、PLAYでキャプスタンモーターが回らない。(下の写真の黄色の矢印のモーター)

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ちなみにリールモーターは正常に動作する。

まいったなあ。

Nagraを調整してもらったエンジニアの方に相談すると、A77ほど古い機種は整備にそれなりに費用がかかること、症状からいって完治するかどうか分からない、という答え。

ほんと、まいったなあ。

というわけで踏んだり蹴ったりの一週間なのであった。


# by windypapa | 2018-02-22 10:12 | 日々是好日 | Comments(0)

蠟梅の咲く里山で

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近所の薬師池公園に犬を連れて行く。

紅梅・白梅には未だ早いが、蝋梅はもう見頃であった。

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福寿草も綺麗な花をつけ始めている。

寒さが緩み、春めいた陽気を愉しむ。


ところで、高倉照幸が12日に亡くなった。
1956~58年のライオンズ3年連続日本一を支えた名選手だ。
と言っても、彼の現役時代を覚えている人は、とうにシニアの分水嶺を超えている。
私が知る高倉選手は、巨人に移籍後の5番打者としてであり、初めて観戦に出かけた川崎球場で、彼の放った打球がつと高く舞い上がり、みるみる速度を上げて目の前の外野席に飛び込んで大きくはねた光景が、眩いナイターの光と共に記憶に残っている。
ネット上の記録では、高倉選手の巨人在籍は1966・67年のシーズンということなので、どちらかの年にナイター観戦デビューを果たしたということになる。
そんな個人的な野球経験のマイルストン役を果たしてくれた高倉選手のご冥福を祈ろう。

お隣韓国では冬季オリンピックの熱戦が繰り広げられている。
2011年の5月に、招致が決まって間もないピョンチャンに出かけて、レジェンド葛西や沙羅ちゃんが飛んだジャンプ台も下から仰ぎ見て来たのだっけ。
http://windypapa.exblog.jp/16326089/

Time Flies.

李明博政権下、サムソングループの総帥 李 健煕/イゴンヒ氏が脱税の刑を恩赦で解かれて復帰し、田舎の山村に過ぎなかったピョンチャンに一大リゾートを建設し、インフラ整備に巨額の金を動かし、五輪招致に成功したという話を、訪問の折に耳にしたが、今は長男 李在鎔が朴槿恵元大統領への贈賄容疑に問われ、執行猶予中のみであることを思うと、繰り返す歴史を巻き戻しフィルムで見るようだ。

政治の浄化を熱狂的に願う彼の国の人々の気持ちは理解できるが、感情が論理を押し流しては元も子もない。
また巨大なパワーなくしてオリンピックという巨大事業も成立しなかったし、巨大なパワーには「影」がつきものだ。

いや偉そうにすんまへん。彼の国のひとはそんなことは百も承知だし、わが国もあれこれとお上の為すことにはカネがついて回るのでありました。

そんなどす黒い一切合切を、すっかり白銀で覆いつくして行われる美しい祝祭を、しばしの間、愉しみましょう、ご同輩。

それにしても巨額の放映権を納めているからと言って、自国の都合のよい放映時間に競技を行わせるのって、自己中心的過ぎないか?え?アメリカさんよ。
眠くて沙羅ちゃんの2本目を見れなかったぞ!




# by windypapa | 2018-02-15 15:40 | 日々是好日 | Comments(0)

きさらぎ

同好の者が集まる会の運営は難しい。
はっきりとした結果の出る競技などの場合は、その趣旨や目的設定が比較的容易だが、そうでないものは、要求・期待するレベルや関わりの度合い、好みに個人差があり、活動のモーメントを維持するのに苦労する。
何かの集団に属することは、某かの契約を交わすことにも似て、そこにある種の束縛を感じてしまう私には、そうした交わりは敷居の高いものでもある。
しかし幸いなことに会のメンバーに恵まれると、その会を起点にしてあらたな視野が開け、交流の輪が広がってゆく。
そんなある意味稀有で幸福な寄合いの場/音楽とオーディオの会が、もうしばらくすると閉じられることになる。
一貫して時間と場所を提供し、寄合いの維持に貢献してこられた主宰者の方の個人的な事情がひとつの契機だが、継続するための重荷を代わって背負う力や侠気をもつものが現れるべくもなく、今は静かに「その時」を待っている。
それは世間で流行りの「卒業」とかキレイごとの言葉で現すものはなく、共通の嗜好が寄合の対象として絶滅種に属し、またその愛好家達(一家言を持つ年配のオスが多い)の社交性が必ずしも豊かとはいえない事情の当然の帰結ともいえるものだろう。
願わくは、最後まで共通の趣味に対する愛情と互いへの共感を持ち、人と人の輪を大切にしてゆきたいものだ。

さて集団への帰属性が薄い私が属するもう一つの会が、犬の躾の会である。
天気に恵まれた日曜日の午前中など、参加が面倒になることもあるが、仲間(犬)会いたさに引きが強くなる愛犬の無邪気な様子を見ると、億劫さも引っ込むというもの。
今週の日曜日は雨も上がって暖かい陽気に恵まれ、一同で散歩に出かけた。
途中で我が家に立ち寄り、車嫌いの愛犬の乗車トレーニング。といっても、先生が自宅で使う犬の匂いがついたタオルを後部座席に敷き、餌で誘導するというものだが、タオルの効能は抜群で、あれほど嫌っていた車の後部座席にひょいと飛び乗った。\( 'ω')/


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その後は駅前の人通りの多い場所でスワレ・フセ・マテのトレーニング。そんな場所だから当然、見ず知らずの方々がありがたくも「あら、カワイイ」などと声をかけて下さるが、そこはリードを足で抑えてマテをキープさせる。(^^ゞ

おかげで我が家のイヌは意中のプードル、エリちゃんの香しい匂いを間近で存分に堪能し、大満足。


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散会後は遊び足らない子供のように、ぴいぴいと鼻を鳴らしていた我が家のイヌ。翌月曜日はクルマ慣れの訓練も兼ね、東急沿線の駅に出かけ、その住宅地を散歩してきた。
いつもと違う散歩道。十分楽しめたかな?

さてオーディオの話。実は土曜日の夜にアナログレコードを再生しようとしたところ、なにも音が出てこないというトラブルが発生したのだ。

ライン段は異常がなく、別のフォノイコをつなげると問題なく再生するので、入力段の問題でもなさそうだ。しかも両chともにうんともすんとも言わないので、真空管不良や配線の不良も考えにくい。

因みに、ここで登場したのは、是枝重治先生設計のミニチュア管使用のフォノイコだ。デッカカートリッジとの相性を重視した設計と聞くが、なかなかどうして、愛すべき表現力である。

このまましばらく是枝フォノイコを聴いていようかな、と安易な方に走る自分に鞭を入れ、プリを点検する。

30㎏近い本体を作業場に移し、入力切替SWの配線を疑って開腹、フォノ入力端子の信号線とフォノイコ初段WE310のGridとの通電を確認すると、フォノポジションで両chともにばっちり通電している。

次に、前回自分で配線した部分を疑い、WE入力トランスを外し、WE101FのGrid Leak抵抗をつけてテストしてみるが、やはり音が出ない。

さて、行き詰った。カカオトークで李さんの助言を求めると、各真空管のB電圧を測れ、とのお達し。うへえ、メンドクサイ。

しかし、この助言で電源部に目が向いた。整流管RGN2504の不良であれば、フォノイコ段に給電する当該管に問題が発生すれば両chともに音が出ないのは辻褄が合う。

電源部のSWを入れ、2本のRGN2504を観察する。奥の2504のヒーターは明るく点灯しているが、手前は暗い。手前の2504の頭を揺らすように押す。次に奥の管を押すと、一瞬白っぽい光に代わった後ヒーターの灯が消え、冷や汗がでかかるが (;´・ω・)、すぐに再点灯。


この状態でパワーアンプの電源を入れてフォノポジションにすると、サーっとフォノノイズが低く聞こえてきた。ヾ(*´∀`*)ノ

カートリッジのスタイラスを柔らかいブラシでこするとガサガサ音が出る。ほっと溜息。(^^;)

Thorens TD124×SME3012×SPU-Gが拾いだす骨太で重心の下がった再生音を愉しむ。これだ、これ。

以前ゲイン不足に感じたWE入力トランスレスの状態でも、なぜか十分な音量が確保されている。不思議だが良しとしよう。

それにしても愛すべきLCRフォノイコ付きプリアンプ、年に数回はハラハラさせてくれるところも役者じゃのう。年代物のイタ車のオーナーはこういう気分を味わっているのだろうか?

トラブルシュートの手法を記録しておきたいところだが、体系だったものはない。敢えて言えばこの日記ぐらいだ。

トラブルシュートで思い出したが、冒頭の「寄合」のセッティングで、SPの左右ch接続が逆でかつ左chの位相(±)も逆というケースがあった。

試聴ソースを持ち込んだ会員の方が異常に気付き、オーディオチェックソースでchとSPフェイズを確認して修正したのだが、帰宅後我が家でも一度確認しておこうとネット検索してみたら、Audio Checkという無料アプリを見つけた。http://www.audiocheck.net/

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これは手軽で便利だ。早速PCをDACにつないでシステムチェック。幸い我家のシステムは正常であったが、2-3way マルチsystemの接続などに重宝するだろう。

# by windypapa | 2018-02-12 20:48 | 日々是好日 | Comments(0)

厳冬の富士通スタジアムで鼻の下を伸ばす

注意:これから下は単なる自慢話です。他人の自慢話に興味のない方は、即座に画面を切り替えて他所へ行くことをお勧めします。m(__)m

厳しい冷え込みの中、今年もハドルボウルが川崎・富士通スタジアム開催された。

ハドルボウルとは、下記リンクにある通り、35歳以上の大学アメリカンフットボーラーによる、難病に苦しむ子供達へのチャリティを目的としたフラッグフットボールの対抗戦で、年齢制限なしのレギュラーカテゴリーと、45歳以上のシニアカテゴリー双方の「日本一」をトーナメント方式で競うものだ。
https://www.japanflag.org/tournament/huddle

2013年から始まった大会も今年で6回目を数え、僕にとっては3回目の大会。

年々参加者が増え、今年の参加申込は92チームとなったが、2日間という運営期間のため、やむなく73チームに絞り込んだということだ。

参加者の年齢層も上は70歳代までと幅広いが、実際にゲームに出ている最高齢者は僕の知る限り62歳の方だ。(ひょっとしたらもっと上の人もいるかもしれないが)

参加校も関東・関西のみならず、北海道から九州まで全国に渡り、これだけ参加校・年齢層が多彩な大会はなかなかないのではなかろうか。
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防具なし、フィジカル・コンタクトなしの原則ながら、皆アドレナリンが分泌されると無茶を始めるようで、今年も初日開始早々2時間で4人が鎖骨を骨折するという事態となり、主催者から「接触禁止・飛び込みながらのパスキャッチ禁止・審判への暴言禁止」の触れが出される顛末に。笑

そもそも1月末開催というのが馬齢を重ねた選手にとって酷なのだが、グランド確保上やむを得ぬところなのだろう。

さて1月の拙稿で触れたように、我がチームの練習試合は芳しい内容でなく、レギュラー・シニア共に1勝するのがやっとかなと思っていたところ、その通りとなったシニアをしり目に、レギュラーチームは快進撃で波に乗り、強豪チームを撃破し、ついに頂点を極めた。

チャリティー目的のフラッグフットとはいえ、現役時代に叶わなかった遥か彼方の「日本一」の座を手に入れたことは、まことに嬉しきこと也。

我がチームも脳震盪1、頭部裂傷(6針)1、膝靭帯を痛めたもの1、肉離れ多数という代償を払ったが、栄冠を勝ち取ってみな興奮に酔い痴れた。

所用のため、レギュラーチームがベスト4を決めた試合までしか立ち会えなかった僕だが、メールで次々と入電する吉報に心をときめかせていた。

勝因は何かと考えると、

1.90年代後半から2000年代前半に関東大学リーグの一部上位でプレイオフを戦い、またはその出場権を争った我がチームの黄金世代が、40歳前後を迎え、主力となったこと。

2.黄金世代を中心に様々な世代が集まり、チームとしての動機・推進力・多様性がついたこと

があげられよう。

普段は企業や公共団体の管理職(あるいはその補佐)として働く人間が、学生の時の感性・イメージを一瞬取り戻し、エンドゾーンを目指す、あるいは相手の攻撃をシャットダウンする、その情熱に身を任せる喜びが皆の原動力だろう。

素晴らしいフィジカル能力をまだまだ発揮することができる40前後の世代の輝きとは別に、我がシニアチームも、カットバックでディフェンスを抜き、パスキャッチを決め、あるいは相手のパスをインターセプトし、おぼつかないながらも本懐を果たしたメンバーの顔は充足感に満ちている。

かくいう私もパスをブロックしたところ、ボールが手元に落ちてきてめでたくインターセプトを達成。第1試合の緊張が解けぬ最初のディフェンスシリーズのなかでの出来事だった故、モメンタムを持ってきたと皆からも祝福を受け、満悦となった次第。

なんだ、それを自慢したくて長々と書いたのか。

いや、その、そんなつもりじゃないけど、まあ、そうかな?

いいじゃないか。その程度のブログなんだから。笑


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自慢ついでに、ゲストで来訪のテネシータイタンズのチアの曽我さんと富士通フロンティアーズチアの方とスナップも掲載。(アップ許可済み)

鼻の下、デレー。笑



# by windypapa | 2018-01-28 22:21 | 日々是好日 | Comments(0)

Western Electric D164645を起こせばMLC-1も気持ち良く歌い出す

さて、デジタル再生、2トラ38のテープ再生に悦に入る日々であるが、心の中で引っ掛かるものも有る。

自社比でサイコーなどと偉そうなこと言って、肝心のアナログの方はどうなってんだい?

ギク。イヤな事を言うお前は何者だ。ふん、誰でもない、お前自身だよ。

そうか、俺自身か。つまり俺自身、「肝心の」アナログ再生が今ひとつだって事を知りながら頬被りしているって訳か。

わかったよ、それなら一丁腰を据えて手を入れようじゃねえか。

と言うわけで近頃とんとご無沙汰であったアナログプレーヤーのプラッターを回し始めたってえわけだ。

イヤイヤ、待ちねえ、その前に、バイアンプ化の影で顕在化していたノイズ対策の話をしようじゃないか。

RCA分配コネクターのせいか、バイアンプ化のせいか知らないが、その華々しい成果の一方で、Peavey Proriderウーファーが発する低いが無音状態でははっきり耳に届く残留雑音が気になり始めていたのである。

幸いにしてWE271Aモノラルアンプが駆動する175, 075のスコーカー・ツイーターからはノイズは出ていない。

ということはつまり、ウーファーを駆動するMark Levinson ML-3が怪しい訳で、入力ケーブルの左右いずれかのch端子を抜くとノイズが消える事から、プリとの間のインタコケーブルがループでノイズを拾っているとあたりをつける。

手持ちの他のケーブルに変えても改善しないので、納戸で寝ている3芯シールドケーブルを取り出し、プリ側のマイナスにシールドと3芯のうち1芯を接続し、ML-3側のマイナスはシールドのみ接続、1芯は浮かせる加工をして、現行の1芯シールドケーブルと置き換える。(2芯は信号線に使用。)

3芯ケーブルは現行より短いので、ML-3とWE271Aアンプの位置を置き換える配置換えも敢行。これがキツい。(~_~;) 冬というのに汗をかいて40kgを超える重量のML-3を移動する。やれやれ。

これで効果がなければ神も仏もあるものか。

早速、スイッチを入れると、珍しく狙い通りの結果がでた!ほとんど残留ノイズを駆逐した!

3芯シールド効果か、ケーブル長の短尺化か、アンプ入れ替えに応じて見直した電源供給ラインか、何が主因か分からないが、兎にも角にも結果が出た。

・・・という前段を踏まえてのアナログ再建である。

問題点は、プリのフォノイコのゲインの低さで、DELA入力やTAPE入力と比べてボリュームをグッと上げなければ同じ音圧が出ない。

しかもノフォノノイズも増幅されてしまい、どうにも情けない塩梅なのである。

そこで目をつけたのが、休眠中のフォノ段の入力トランス。

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このWestern製の優秀なトランスを寝かせておく手はあるまい。

先日取り付けたばかりの、WE102Fのグリッド抵抗を外して、その代わりにこの入力トランスをLCRモジュールとWE102Fの間に挿入する事にした。

詳細は李さんに確認し、いざオペレーション。

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改修前。中央グレーのシールドから出る白いケーブルが結線されずに浮き、102FのGにはグリッドリークの600Ωが取り付けられている。


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改修後。グリッドリーク抵抗は撤去され、白線が入力トランスに接続された。

作業にはNASSAUの筆記体40年代のヴィンテージハンダを使用。下の写真の抵抗は、取り外したA&Bのグリッドリーク抵抗600Ω。

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さてさて、仕上げはいかがかな?

ウキウキとアンプに火を入れてGoldmund Studioターンテーブルを回してT-3アームを下す。

おお!繊細な「お公家様」カートリッジと思い込んでいたMLC-1が、柄にもない?ガッツを出して歌い始めたではないか!

なんとお見それしていたことか。

しかもノイズレベルはぐっと低くなっている。こいつは春から縁起がええわい。

珍しく打つ手が当たって喜びもひとしおで、塩化ビニールに刻まれた音源をほじくり出しているところだ。くっくっく。

# by windypapa | 2018-01-22 20:41 | オーディオ | Comments(0)

世田谷で吉田五十八の数寄屋造建築を知る

21日日曜日。昨日はイザベル・ファウストのコンサート後に小学校の同窓会に出席し、遅くまで楽しんでしまった。ううう。

とは言え、折角の冬の晴れ空、どこかに出かけようではないの。

という事で出かけた成城学園前、猪俣猛邸。と言ってもジャズドラマーじゃない。労務行政研究所長を務められたという猪俣猛さんだ。

もちろん僕はそんなことは知らない。

知らないが、成城5丁目のお屋敷街の一角にあるその築50年の日本建築を世田谷区が譲り受けて文化財として大切に保管し、一般公開してくれているのだ。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:AaM7g5_ZTBQJ:www.setagayatm.or.jp/trust/map/pcp/+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=safari

まことすばらしき行政なり。

論より証拠、以下の写真でその一端を紹介したい。

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建物設計者は吉田五十八(イソヤ)という方で、太田胃酸の創業者の5男第8子で母方の養子となり吉田姓を名乗っておられたという事だ。

これも詳しくはググっていただくとして、この方の日本建築、特に数寄屋造り建築への思い入れはいかばかりであったか。

実際に建築物を見て、そのディテイルに触れると、戸袋のかわりに外壁を二重構造とし、そこに雨戸・編戸・硝子戸・障子を四重に仕舞い、美しくも機能的な構造美をつくりだしていること、内装も徹底的に和の粋を磨きあげ、武士の心構えを感じさせる作りとなっていることに気付き、各部屋から同じ眺めを供しないその工夫と言い、茶室に向かう廊下の「結界」と言い、機能的な作り付けの造作家具と言い、そのこだわりと粋に、ため息がでて、また背筋が伸びるというものだ。

美しい庭園にはもうすぐ梅、櫻が花をつけるという事なので、その季節にはまた訪れて楽しむことにしよう。

帰路、高名な山脈の名を冠した店で洋菓子を求めて帰る。良き1日であった。






# by windypapa | 2018-01-21 18:43 | 日々是好日 | Comments(0)

イザベルとの出逢いはパルテノンの壁に阻まれる

1月20日は、パルテノン多摩に読売日本交響楽団を聴きに出掛けた。
パルテノン多摩は多摩センターという駅にあるのだが、駅に降り立つのは初めて。京王線、小田急線、多摩モノレール線が乗り入れる、なかなかどうして立派なターミナルで、駅から多摩中央公園にむかって真直ぐ伸びる広い遊歩道を歩いて行くと、突き当りに「パルテノン」(ちょっと巨大な霊園の入口のようにも見えるが(-_-;))のように聳えていて、その大ホールは御覧の通り思いの外大きな容れ物だ。

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壁はコンクリートと石のプレート、床はコンクリートのうえに樹脂敷で、ホールの設計者は木質感をおさえてクールモダンな建築を狙ったのであろうか。

タクトはカンブルラン、プログタムは①ブラームスのヴァイオリン協奏曲、②バッハ管弦楽組曲から(マーラー編)、③ベートーベンの第5交響曲というラインナップだ。

僕にとっては、本日は何といってもブラームスを弾くイザベル・ファウストがお目当てである。

数年前Sさんに教えてもらったバッハの無伴奏で彼女の演奏に触れ、その独特な音色と深い洞察力を感じさせる演奏に魅かれ、実演に接する機会をうかがっていたのだ。

乗り換えを含むが小田急沿線で来演の機会があると知り、ようやく実現した。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、僕が彼女に期待するプログラムとは言い難いが、しかし難解な現代曲を聴くよりは好ましい。(^^ゞ

当日の彼女のいでたちは、お馴染みのショートヘアに、肘から先が膨らんだ明るい赤のブラウス、同じく明るい緑色のスカーフをベルト代わりに腰に巻き、ボトムは黒いパンツという、コントラストが眩い装い。

カンブルランは初めて目にする(耳にする)指揮者だが、パンフレットを読むと当たり前ながら相応の実力を持つ方で、白髪交じりの長髪を後頭部でまとめた姿は、小柄で目の優しいスティーブン・セガールと言ったところ?笑
確かに身のこなしは軽やかだ。

さて肝心の演奏だが、僕と家人の座席が15列の1・2番という壁際ということもあり、僕にはファウストのヴァイオリンの音が堪能できるほど十分に届いて来ず、もどかしさを噛みしめるものとなってしまった。

後で家人に聞くと、彼女はちゃんと聞こえたというのだが・・・。

思うに一つは着席した座席、一つはホールの構造、一つは僕の期待値が過大であることが原因でかかる結果となったのかもしれない。

上述のようにコンクリートの大きな箱のようなホールなので、管楽器・打楽器の音色は良く響くのだが、弦楽器の音色はやや「足が遅く」舞台から前に出てこないのである。

以前NHKホールで感じたあのもどかしさと似たものだ。

期待値が大きいことは仕方がないのだが、最近大音量再生による舞台袖至近距離的なレコード鑑賞に慣れてしまい、平衡感覚を失っているのかもしれない。

弓が弦を擦る擦過音まで間近に感じられるような近接距離での鑑賞は、やはり最前列でどーぞ、ということでしょうか。

因みに彼女のアンコール曲は、G.ロッホベルクのカプリースという曲。

さすがイザベル・ファウストならではの選曲か。

音楽的素養のない僕にとっては、なんとも珍妙な曲で、弾き終わった時の会場の微妙な雰囲気がまた何とも愉快であった。^^;

折角のイザベル嬢のお目見えであったが、個人的には残念な結果に終わってしまった。また次の機会を待とう。

読売響はといえば尻上りに調子をだして、楽聖の第5番では傾聴すべき演奏を聴かせてくれた。

この日はオーボエ、ティンパニ、ホルンの演奏者達が見せ場も多く、持ち味を出していたように思う。。

本当に日本のオケの演奏技術は大したものなのだなと、シロウトながら感服する次第。

しかしレコードマニアとしては、読響ならではのカラーも感じたく、無い物ねだりとは言え、期待してしまうのである。

これは他のどのオケにも言えることかもしれない。

いかん、ど素人がつい聞いた風な事を口走ってしまった。くわばら。








# by windypapa | 2018-01-20 23:26 | music | Comments(0)

なにわのことは夢にしもあらず

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大阪駅北の洗練されたホテルで行われた新年パーティーがはねた後、寒気に覆われた街を酔いをさましながら歩く。
以前暮らしていた80〜90年代とはまるで別の洗練された街に変貌を遂げていることは、昨年報告した通り。

耳を澄ましても憂歌団も上田正樹も聞こえてけーへん。

などと取って付けた大阪言葉をつぶやきつつ、梅田の盛り場をぶらぶらと歩く。阪急電車の下に残るかっぱ横丁を見て安堵し、JRガード下の飲み屋が密集した新梅田食道街(食堂街にあらず)に足を踏み入れる。

この一角は、まわりの再開発のことなど何も知らぬかのように、50m×70mくらいの広さに100数十軒が軒を連ねる、昔ながらの呑兵衛横丁なのであった。

狭い路地を進み、確かこの辺りと見当をつけて店の中を覗くと、ちょうど店主と目があった。

猟犬のように精悍な風貌は以前と変わらぬが、それなりに年月を重ねた痕跡は見て取れる。

向こうもこちらを認めてすぐに目に和みの表情が浮かぶ。

「〇〇さん、お久しぶり。今日は出張でっか?」そうそう、1年ぶりでね。なんて言いながら入り口近くのカウンター席に腰を下ろすと、先ほどから同じカウンター席でこちらを見る男が、「○○さん、Tです。何年ぶりでっしゃろ、ほんま。」などと言いながら、コップ酒を手に僕の隣の席に移ってくる。

そう、店主は現役時代に猛禽類のように素早くボールキャリアに襲い掛かり相手チームを怖れさせたRover あるいはSafetyのYで、Tはフィジカル能力に優れた司令塔。ふたりとも、クラブチーム時代のチームメイトだ。

飛び込みで入ってもすっと受け入れられる、こんな場所がまだ僕に、しかも大阪で残されていたんだと思うと、心にじわっと沁みるものがある。

ひとしきりお互いの近況や共通の知人の話題に花を咲かせ、Tとハドルボウルでの再会を約して店を後にする。

いままでよそよそしく感じていた梅田の街並みが、急に間合いを詰めて接近してきたような感覚に捕らわれた。

なんとも幸福な気分にさせてもらい、おおきに、ありがとう。

フットボール関係者の皆さん、大阪に出張したら新梅田食道街のこの店に是非立ち寄ってください。

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翌日は名古屋へ向かう。

それにしても、どこもかしこも、背の高いビルを次々と飽きもせず建てること。

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# by windypapa | 2018-01-10 21:56 | 日々是好日 | Comments(0)

新年早々 膝が笑う

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今日はオーディオから離れた話題。

快晴の土曜日は御殿下グラウンドでフラッグフットボールの練習。

行き掛けに寄った三四郎池は正午過ぎと言うのに氷が残る。

27日の大会に向けての練習だが、この日練習試合を組んだ関西の大学OBチームに惨敗。流石に皆顔が引きつる。ヒクヒク。

特にシニアチーム(45歳以上)のオフェンスは重症。どうする?

膝のサポーターを外すと疲労が一気に下肢に降下、よれよれになりながらも帰路ZARAのセールでシャツと靴とコロンを購入。

いい歳こいてZARAかよ。

左様。日本の標準型紙より四肢が長いスパイダー族としては、ZARAがお気に入りなのじゃ。

それにしても中南米人らしきグループを含め、店内は外国籍の客で満ち満ちていたことよ。なんで新宿くんだりのZARAで購入するのか、訳がわからん。

帰宅後、先週の忘れものを取りに来た次男もまじえて食事。犬が頗るよろこぶ。

この日は地下室で爆音を聞くことなく早々に就寝。あーあ、体力がなくなったもんだ。

翌日曜日は近所の神社にようやく初詣。

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午後、アンプに火を入れてREVOX A77 2track/38cmでMichael RabinというヴァイオリニストのCaprice Viennois. op.2を聴く。
もちろん、ググればいくつもの情報がすぐにヒットする名のあるヴァイオリニストだが、浅学の徒である小生は初めて聴くお方。

これも山中湖から持ち帰ったテープで、ヴィニルから録音したものだが、ご縁があって初めて聴くことが出来た。しかもたいへん好ましい音だ。

バイアンプで高域をWE271Aで駆動するようになってから、ヴァイオリン作品のお気に入りランキングアップが目立つ。

テープの後は、DELAでBruce Starkの"To The Winter Sun"の"Romance", "Hush", "String Quartet #1"を聴く。以前から我が家のシステムと相性の良い再生ソフトだと思っていたが、バイアンプ化した今の状態のほうが、ストリングスとピアノ、それぞれの美しい調べがより際立ち、ダイナミズムも高まるようだ。

続いてGergiev指揮Kirov Orchestra演奏の"The Rite of Spring"
今までは、そのオーディオ的な「ギミック」=ある意味での「ドスンバタン」を試聴するソースにとどまっていたが、新たなバイアンプ・フォーメーションでは、一つの「作品」として愉しむ事が出来る。
もちろん、その「ドスンバタン」度はぐっと高まっているが、笑 何より「音楽」の文脈の中で消化しきっている。

結局、オーディオの話になっちまった。(^_^;)

# by windypapa | 2018-01-07 19:23 | 日々是好日 | Comments(0)

ハンニバルの象がやって来た!

眼を見開け!衝撃に備えよ!

正月早々何ごとかって?

なぜなら今まさにクレンペラー将軍率いるフィルハーモニア機甲師団が眼前に展開し終わり、シャーマン戦車搭載の17ポンド砲が一斉に火を吹き唸りを上げて砲弾が飛んでくるところなのだ。

と思うまもなく次々に着弾、わが防空壕は轟音に包まれる。

初夢の話ではない。現実にこの地下壕はフィルハーモニア管弦楽団の打楽器群とコントラバス・チェロの重低音に蹂躙され、呼吸も出来ないくらいだ。

一体何の話をしているんだ?

Revox A77の2Track 38cm機でクレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団のベートーベン交響曲第7番を再生しているところなのだ。


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4track 19cm機とは桁違いの再生スケールと重低音にひれ伏しつつ、歓喜の声を上げているのだ。

その音ときたら! 初めてテープの音を聞いた時の驚きも忘れさせるほどの大迫力なのである。

例えが大袈裟?

他に何に例えられよう?
ローマに進撃するハンニバルの象の大軍の地鳴りの音か?はたまた冬の夜空を竜の如く駆け巡る稲妻の轟音か?

針を落とす音から音源はアナログレコードと推量されるが、アナログレコード再生ではまずこの音は出ない。

しかしそれを2トラックテープに録音したのち再生すると、かくも恐ろしく、かくも分厚い音声に変換されるのか?

それなら手持ちのヴィニルを2トラックテープに録音して聴いたら同じような化学変化が起きるのか?

山中湖から持ち帰った2台のRevox A77のうち、4track/19cm機のコンディションチェックを年内に終え、年明けに2track/38cm機を引っ張り出したところ、上のような騒ぎとなった次第。(ちなみに4トラ機は9.5㎝/secの速度でワウフラッターが発生することがあるので整備が必要。)

いい年をして正月早々はしたないのは百も承知。最近は自画自賛の日誌が続いて数少ない閲覧者に鼻白む思いをさせているが、今年も自分の主観に従い正直に書かせていただこう。(^^ゞ

これは間違いなくお宝発見だ。失われたアークだ。ロマンシングストーンだ。(失笑)

この年で精神的退行が始まっているのであれば、それもまた上等。映画「コクーン」の爺さんたちのように暴れてやろう。かっかっか。

それにしてもA77のイコライザーアンプの音はデフォルメを感じるほど分厚くファットである。Vintage Ortofonもたじろぐピラミッドバランスだ。

その分、フォーカスに甘さも出るが、角を矯めて牛を殺すことなかれ、と言うではないか。ここは長所を愛でてやろう。

違うお宅で異なる機器で録音されたFM音源の2トラ19㎝ソースを再生すると、野放図感は減退し、よりフォーカスの合った、バランスの矯正された音が飛び出してくる。

19㎝/secという同じ再生速度でも、テープとヘッドの設置面積の違いが生むのであろう、2トラと4トラは明らかに再生音に違いが出る。

そして魅力的なのは何より2トラ38㎝の再生音なのだ。

4トラ19㎝の音に慣れつつあった我が三半規管に新たな刺激が流れ込み、テープ熱のロケットの2段目噴射装置に火がついたようだ。

バイアンプ駆動で高域を損なわずにパワーを出せるようになった我が家のシステムでのお楽しみがまた増えた。


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ところで正月は上記のような2トラ38祭りをひたすら続けていたわけではない。集まって来た豚児どもに喰わせる毛ガニを蒸し、酒を呑み交わし、だらだらとカレッジフットボールのボウルゲームを観戦していたのだ。おかげで家人と犬は疲労困憊。

振り返ってみるとコットン、オレンジ、シトラス、ローズの4ボウルゲームを観戦した勘定になる。(チャンネル権が子供に移るので仕方なく観戦した、というのが本当のところだが、観ているうちに身を乗り出してしまうのだ。)

最新のボウルゲームをすぐに観ることのできるYou Tubeはすごい。これではケーブルTVやペイTVに誰も加入しないではないか。・・・などと独り言ちながら、観戦するのだ。

今シーズンはChicago Bearsがシーズン序盤に失速したのでフットボールへの関心が薄れていたが、カレッジの試合となると話は別だ。

NFLと比べて愚直なゲームプラン、選手たちの勝利に向けての意地とひたむきさ、モメンタムの移動で優劣がころりと変わる危うさ、などがファンを惹きつけるのだろうか。

今回観戦した中では、ノートルダムがルイジアナ州立大(LSU)を21-17で下したシトラスボウルがイチ押しだ。
14-14のタイで迎えた第4クオーターで自陣1ydのピンチをFGの3点を許すのみでしのいだノートルダムが、その裏の攻撃でThe CatchというべきスーパーキャッチでTDをあげてLSUを下す、終盤まで手に汗握る好ゲームであった。

カレッジの試合でもやはり中西部の大学を応援してしまうのは致し方がない・・・かな?

何も生産的でなく、平和で、心穏やかな正月を過ごすことができたことに感謝しよう。

今年も日々の取るに足らぬことを書き連ねてまいりますので、御用とお急ぎでない方は覗いて行ってくださいな。

# by windypapa | 2018-01-03 22:30 | オーディオ | Comments(0)

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