追憶 あるいはSPUその後

庭に咲いた小さな薔薇。

薄いピンクの花弁が可憐だ。

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もの想う秋はシャンソンに耳を傾ける。

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Alexandre Tharaudの"Barbara"

クラシックのピアニストであるAlexandre Tharaud アレクサンドル・タローがプロデュースしたBarbaraのトリビュート・アルバム。

ライナーノーツに記された、バルバラに捧げるアルバムを作ろうと思い立つ経緯も、微笑ましく映画のような素敵なストーリーだが、20年前のその気持ちがこめられたアルバムは聴く者の魂を捉え、揺さぶる。

タローの弾くピアノの一音一音が、参加したシンガーの一声一声が、忘れていた何かを思い出させる。

愛と悲しみ、諦めと希望。あるいは他の、なにか心を締め付ける気持ち。

来し方、路傍に忘れて、あるいは捨てて置いてきた記憶や感情の断片を、音符の形をした小鳥達が嘴でつまみ、運んでくるかのようだ。

バルバラは僕たちの一回り上の世代の人達に支持される歌手と思っていたが、タローは1968年生まれと聞くと、本国では世代を超えた支持を得ていることがわかる。

久しぶりに訪れたON爺のブログで知り、HMVったのだが、秋の夜長を過ごすのに相応しい一枚となった。

沁みるなあ。ひたひたと。



さてもの想いのひとときを終えたらCDプレーヤーを止めてSPU活性化運動に戻ろうか。

土曜日、海神無線でファインメットコア(左)、とビーズ(右)を求める。

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海神無線の主人によると、整流ダイオードあるいは整流管の下流(平滑コンデンサー側)に用いると効果が大きいとのこと。
今回はフォノケーブルで使用することを伝えると、「環境によるが、使いすぎると高域が減退するので、入力側のみに用いるのが賢明。」とのこと。

なるほどと、両方を求めて日曜日に作業する。

まずは平方電気の中村さん(当時)製作ケーブルにコアを装着し試聴する。

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自作するとその効果を過大に評価しがちであるが(笑)、それを考慮しても、一段階ノイズレベルが下がったのは明確だ。

リスニングルーム内を立ち歩いても、電磁波か高周波か知らないがそういうもののノイズに乗ることが気づかないレベルに落ちた。

ファインメットコア、恐るべし。

これでヴォリュームの目盛は今までの10時から10時半まで安寧出来るようになったが、願わくばもう一段階、12時まで上げたい。

うーむ、それでは次に何をするべきか?

と腕を組みふと目をやると、昇圧トランス〜LCRフォノイコ間の細いノイマンケーブルが目に入る。

ここでまた間抜けな話を書くのは気が引けるが、今更のように気がついたのだ。

今までトーンアーム〜昇圧トランス間のケーブルにひたすら目を向けていた一方、トランス以降をノイマンケーブルに一任で良いのだろうか?という素朴な疑問に。

思い立ったが吉日じゃ。早速、ノイマンを別の外来ノイズに強そうなケーブル(オーディオクエスト)に取り替えてみる。

これはまた効果てきめん、いくつかの機材の電源ケーブルが繁茂?する「低地帯」の近くをかすめるトランス~プリ間こそ、シールドの効いたケーブルが必要であることは明白ではないか。

言い訳をすると、繊細な信号を扱うフォノ入力ラインには、なるだけシンプルでストレートなケーブルを起用しようというコンセプトでノイマンケーブルを用いて来たのだが、それにしても気づくのが遅すぎた。(^^ゞ

これで無音状態でも11時半までボリュームを上げられる。

さて、満を持してオヤイデPA-2075 V2ケーブルにビーズを装着したものを聴いてみよう。

細かい作業に思いのほか手間取った。ふう。

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するとどうだ。
流石はオヤイデ最先端のケーブル、シールド効果も平方を凌ぎ、12時半まで一気にボリューム安寧ゾーンが拡大した!

これは我が家では前人未到、アムンゼン隊に匹敵する大偉業の達成じゃ。(プッ大袈裟な)

シールドによって音が殺されることなく、円盤に刻まれたあるがままの音が、SPUというフィルターを通して再生されている。

SPUは、必要以上にディテイルに入り込まず、ヒステリックな高音は適度に落ち着け、低域は厚みを加え、ふっとい毛筆で絵画を描くように、おおらかな音楽を奏でてくれる。

音溝に刻まれた音源を漏らさず正確かつダイナミックに再生するのが合理的で運動能力に優れた現代ジェームズ・ボンド、ZYX ATMOSとすると、かたやSPU-Gの要所を抑えながらも鷹揚な音楽は、齢を重ねるごとに魅力を増すショーン・コネリーの如し。

どうやら我が家のSPU-Gも晴れて男になることができたようだ。





# by windypapa | 2018-11-05 13:21 | オーディオ | Comments(2)

SPU-Gを男にする計画その2

先月NHKの「おはようニッポン」の「くらしり」でコーヒーの手焙煎の目新しい手法が放映された。
焙煎する前に、コーヒーの生豆をお湯で洗い、研ぎ、30秒間湯につけるのだ。
湯から引きあげた豆をそのまま金属のザル(上下合わせて密閉する)に入れ、最初は遠火で豆を乾かすように、やがて近火のコンロの火で焙っていくと、最初のハゼがくるのだが、皮が飛ばないのだ。
少なくともビデオでは皮が飛ぶ様子もその後始末をする様子も収録されずに、「お手頃で誰でもできる」という女性アナの笑顔で結ばれる。
ううむ、と唸るワタシ。
なぜなら私は焙煎時にハゼた薄皮の始末が大嫌い。それが理由で薄皮があちこち飛ぶ直火焙煎を控え、フライパン焙煎に甘んじていたのだ。(笑)
フライパン焙煎でも薄皮を豆と分別するのは骨が折れるし(・_・;)、焙煎前の湯漬け処理で薄皮が飛ばないなら、こんな福音はない。
ということで早速銀杏の煎り器を密林から取り寄せ、放送された方法を試してみた。
右手の動きも軽やかに一度目のハゼが始まるところまで、放送通り。
その時はらはらと何かが金網の合わせ目から飛ぶものが目に留まった。
うん?
パチパチとハゼる豆の音が増えるにつれて、金網を抜け出し空中をはらはらと舞う曲者の姿も増えていく。
なんじゃこれは!
とジーパン刑事のように叫ぶまでもなく、まごうことなき見慣れた薄皮殿ではござらぬか。
まったくお笑い草だあ。
しかし薄皮共はレンジの換気扇のおかげか、四方八方に広がらず、総じてレンジ台の上に着地していくので、大目に見てやろう。
何はともあれ、2度目のハゼ音を聞き、こんがり日焼けした豆たちを金属バットの上に明け、ドライヤーの冷風をあてる。
おおっと気をつけろい、薄皮が飛ぶじゃねえか。
いけねえいけねえ、ドライヤーの風は少し離れたところであてなくっちゃな。
後始末は掃除機の出番だ。ルンバのおかげで隠居を決め込んでいたホース付きの掃除機を引張りだして、ガーガー吸い込むこと約10分で片がついた。ふう。
というわけで、やはり薄皮が剥がれた手焙煎、なにか手違いがあったかなあ?

その後リビングルームに籠った焙煎臭のこもった空気を換気するために開けた玄関ドアから犬が脱走した事件は欄外メモに記した通り。
こちらの方がよほど焦ったぜ。

さて、家の中をコーヒー臭で一杯にしたり家出犬を捜索したりと忙しい?なか、SPU-G能力開発計画も着々と実行に移されていた。(;^_^A

Oyaide の切売りPA2075-V2でフォノケーブルを作ったところまでお話した。

今までのフォノケーブルと交換すると、まずはハムのノイズレベルが一段下がった。

昇圧トランスの位置やフォノケーブルの取り回しを工夫して、さらに追い込む。

プリアンプの入力側アッテネーターレベルが1時のとき、出力側アッテネーターレベルが10時くらいまでは、ハムの影が及ばなくなった。

普通のMCカートならこれで十分なのだが、我が家のSPU-Gでは12時までの安寧を担保したい。

リスニングルームの中を歩くだけでノイズが微妙に変化するレベルなので、部屋の中を飛び交う電磁波やら何やらを真空管かケーブルかわからないがアンテナとなって取り込んでいるようだ。

ヴィニルを演奏中にボリュームを12時に上げてもノイズは聞き取れないので、レコード演奏中だけボリュームを上げるという誤魔化しはきくのだが、それじゃああんまりだ。

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ノイズレベルは別にして、音質はどうかというと、なるほどピアノ協奏曲ではピアノが背景から抜け出し、指先の動きがやんわりわかるくらい音が「立つ」ようになってきた。

ボリュームを上げたときのビッグバンドの押出しはなかなかのもので、トランペットを始めとする金管楽器の音色の瞬発力も及第点だし、リズムセクションのフォルテシモのエネルギーは地殻の細動を感じるレベルだ。

ZYX ATMOSと比べてしまうと、キレとか音数とか分解能という点では劣勢に回るが、鉈で割ったような中低域の豪快さや、弦楽器の穏当な表現ではSPUに可能性を感じることができる。

そういうわけで、現時点のSPUは「生煮え」である。

もう少し工夫ー例えばプリアンプにボンネットを被せたり、フォノケーブルをファインメットコアに通したりの追加ノイズ対策をしてみる価値がありそうだ。

やれやれ、手のかかる御仁だこと。

to be continued, but I don't know if I can show you the next.....

# by windypapa | 2018-11-02 13:41 | オーディオ | Comments(0)

新合金ケーブルに外有毛細胞も踊りだす

少し前、チコちゃんに叱られる!で「なぜ静かなことをシーンっていうの?」というお題が出て、その答えは「実際にシーンという音がしているから」であった。

その解説は以下の通り。

人間の耳は空気の振動を音として感じ取るが、そのメカニズムは、耳に入った振動が鼓膜を揺らし、それが蝸牛に伝わり、電気信号に変換されて脳に伝わるというものだが、電気信号への変換で重要な役割を担っているのが蝸牛内にある外有毛細胞というもの。外有毛細胞は1万2千個生えていて、大きな振動は吸収するように毛を揺らして小さくし、小さな音は増幅するように毛を揺らして大きくしている。静かな場所にいると少しでも回りの音を探して増幅させようと動き続けるものだそうで、この外有毛細胞の振動音が、シーンときこえる音の正体である。

へええ。と妙に納得しましたね。

いや実のところ、我が家でも、よそ様のお宅でも、オーディオソースを聴こうと身構えると、かなりの頻度で「キーン・・・」という高域音が聞こえてくる経験があるのだ。

新しい機器を入れたときや工夫をした後の試聴時によく経験するので、たぶん小さな音も聞き逃すまいと外有毛細胞をフルに動かしていたんだなあ、我が耳ながら健気なやつ。

などと妙に納得したのであった。

ついでに言うと、特に我が家においてその「キー…ン」音を聴くと、部屋の反響に原因があるのではないかと疑い、吸音材を部屋の隅や天井に取り付けてみたりと、無駄なあがきをしたこともあった。(^^ゞ

へい、チコちゃん、おかげで一つ、課題が解決したぜ。

ところで先日の自作ケーブルの顛末。

まずはオーグライン材を使用したUSBケーブルから。

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DELAにストックしたソースから、聞き慣れたものを再生していく。

まずはオッター&コステロのFor The Starsから、No WonderとGreen Songを聴く。

これは耳の悪い僕でも解像度が上がり、再生領域が伸長したことに気がつく。

続けて192kHzハイレゾ音源でCarpenters 1969-1981 SinglesからYesterday once more, Good bye to Love, Close to You。

Yesterday once moreのカレンの口元が小さくなった。総じてボトムエンドがぐーっと伸びた気がする。

44.1kHzに戻ってSarah BrightmanのHaremから表題曲。

音数がとんでもなく豊富な音源だが、その情報量を余すところなく伝えてくるのに驚いた。

しかも分析的に鳴ることなく、躍動感、モメンタムが活き活きと伝わってくる。

耳の中で外有毛細胞が欣喜雀躍しているようだ。(笑)

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USBケーブルも次第にこなれて来たのだろう、当初少し高域に感じられた華やかさも少し落ち着いてきて、前へ前へと押し寄せる我家のオーディオコンセプトの一端を担うべく、献身的な貢献をしているようだ。

うむ、苦しゅうない。・・・どころか、こりゃ大変な授かりものだあ。

・・・ま、今までチープシックな?USBケーブルを使っていたから無理もないかなあ。



# by windypapa | 2018-10-31 22:17 | オーディオ | Comments(0)

SPUにガッツを取り戻せ計画その1

2系統ある我が家のアナログのうち、ZYX~Goldmund T-3/Studioは、豊かで透明感をたたえるエッジの効いた水源となりつつあるが、もう一系統のSPU~SME3012~Thorens TD124のほうは、開拓が足踏みの状態である。

SPUならではの堂々としたピラミッド型の押出しのある音を引き出したいのだが、出てくる音は何か覇気がない音なのである。

数か月前に武蔵野フォンさんによるオーバーホールでカート自体はブラッシュアップし、シェルリード線も北海道の方から譲っていただいた選りすぐりのものをあてているので、今回はカート自体の入院治療は顧慮しない。

そこで注目したのが、SPUの消磁。オーバーホール時に消磁を行ったかは記憶にないので、AesthetixというHigh end productsを提供するメーカーのCartridge DemagnetizerのNOSをeBayで廉価に入手。


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フォノケーブルの出力側(プリアンプ若しくは昇圧トランス側)をDemagnetizerに接続し、SWを押すと赤いLEDが点灯し、数秒で消えるとDemagnetizeが終了する。

あまりに早く消磁が終了するので(^^ゞもう二度ほど念入りに消磁して早速試聴すると、確かに「モヤモヤ」が晴れて見晴らしがよくなった・・・気がする。

さらに、今まで加えていた針圧を0.5g上乗せし、4.1gとする。

・・(試聴)・・・おお、低域の力強さが増し、音に勢いが出て来たぞ♪

しかし、そのエネルギーをもっと浴びようとボリュームを上げると、それまで大人しくしていたハムが閾値を超えてくるのだ。

出力電圧が0.24mvのZYX AtmosではVol位置は10時で十分、11時では爆音となるのに、それより少し低いだけのSPUでは12時前後まで上げないと、満足いかないもどかしさ(-_-;)。

そこで注目したのがフォノケーブル。

今使っているのは15年前に平方電気の中村さんに作っていただいた普通のフォノケーブル。思えばDENON DP60L用にと作ったものじゃ。(遠くを眺める目で)

それを今のシステムに当て嵌めて、やれハムがウルサイとか、分解能が足りないとか、能書きを垂れている日本人がなんと多いことか。ってチコちゃんかい。(笑)

ドイツ製の現代ケーブルを一時的に使ったときの好感触を思い出し、eBayやヤフオクを探すが、良さげなものは高い。(・_・;)

ならばと秋葉原はオヤイデ電気様に出向いて、切り売りフォノケーブルPA-2075V2 1.5mを購入。

ついでに、武藤製作所製オーグラインUSBデジタルケーブルも30㎝、コネクターと共に購入。

なんで急にUSBケーブルが出て来たかっつうと、CEC TL-3 3.0と比べてDELAの音のキレに曇りを感じ、原因を考えたらUSBケーブルに行き当たったというSPUと似たり寄ったりの顛末。


現行使っていたのは、セルフパワーのUSBケーブル。(下写真)

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仕入れて来たフォノケーブル(左)とUSBケーブル(右)の材料

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週末に久々の工作の時間と相成った。

実のところ、USBケーブルなんて細かい作業ができるのか、不安半分、期待も半分。

まずは難関のUSBケーブルから手を付ける。

オヤイデのHPの説明に沿ってケーブルを剥き、端子にはんだ付けをする。


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おーい、プラスティック、焦げてるぞ~


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片側、完成。なんだ、案外簡単だな。

続けてAポート側。

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同じ要領でケーブルを剥き、端子にはんだ付けする。軽い軽い。

しかし! コネクターカバーを被せるときに緊急事態が発生した。

きつくてはまらないので、あろうことか端子カバーの喉元をラジオペンチで抑えたままケーブルを引張ると、ブチッという音と共にはんだ付けしたリード線がコネクターから取れてしまった。(◎_◎;)

気を取り直して一からやり直し。あーあ、慢心は禁物じゃ。

1時間以上かかってようやく完成。ふう。

早速DELAとDACを繋ぐと認識したので、まずは祝着。

試聴は後回しにして、食事後はフォノケーブルに取り掛かる。ちょっとワインが入ったが、まあ大丈夫。

こちらもめでたく完成。

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それでは試聴と参ろうか。(続く)

# by windypapa | 2018-10-30 14:00 | オーディオ | Comments(0)

秋の一日

秋晴れに恵まれた昨日は直前に申し込んだバスツアーに出かけた。

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五合目からの富士の雄姿。

五合目は雲がかかったり晴れたりと目まぐるしい天気であったが、シングルディジットの真冬の冷気に覆われ、ダウンを着込む人もちらほらと。

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バスの車窓から雲海とその向こうの南アルプス(多分)を望む。

昼食に立ち寄った信玄館の向かい側にある、臨済宗の名刹乾徳山恵林寺。創建は14世紀前半、地頭の出羽守貞藤に招かれた夢窓疎石によるという。

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禅宗らしい落ち着きと古刹の佇まいを短い時間ながら楽しむ。

何しろてんこ盛りのツアーゆえ、一箇所の滞在時間が45分程度と慌ただしいのである。^^;

勝沼のワイナリーのワインヤード。

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そして夕方立ち寄ったぶどう狩り農園の甲州葡萄。

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最後にハーブ園を楽しみ、渋滞の中央道を通って帰途についた。

自分で運転しないバス旅行は気楽で良いね。

# by windypapa | 2018-10-29 10:51 | 日々是好日 | Comments(0)

Walpurgis

昨日は久しぶりの秋晴れに恵まれた昼下がり、ミューザに出かけた。

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この日はDan Ettinger ダン・エッティンガー指揮東響の「名曲全集」公演で、メゾ・ソプラノEdna Prochnik エドナ・プロホニクによるワーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」とヘクター・ベルリオーズの幻想交響曲というプログラム。

「幻想」をキワモノ的にみて遠ざける方も多いようだけど、ヘクターの「天才」がいかんなく発揮された傑作と考える人も多いはず。公演の多さがそれを物語る。

ダン・エッティンガーは1971年イスラエル生まれで、マンハイム州立歌劇場音楽総監督を務める実力者。銀髪をツンツンに立てたヘアスタイルは、結構な傾奇者を予想させる。
エドナもイスラエル生まれでワーグナー作品における評価が高い歌手とのこと。
とはいえ、ワグナー歌曲への理解も思い入れも薄い浅学の徒である我が身には、最初のプログラムは予想通り没入できないまま、時間が過ぎた。(-_-;)

ああ、これなら犬を連れてドッグランに行った方が良かったかなあ。などと考えながら、休憩時間をやり過ごす。

あらためて客席を眺めると、七分行くか行かぬかで座面の赤がいやでも目立つ。おまけにシニアの客層が大半だ。
秋晴れの日の昼下がりという点を差し引いても、少々寂しいものがある。
「お前に寂しいなどと言えた義理か」という声が聞こえてきそうなので口を噤み、お目当ての「幻想」を待とう。

さて「幻想」のオーケストラ配置。ヘクターの指示に従いオケの前、左右に2台づつ配置されたハープに驚かされる。作曲者指示では左右対抗配置となるべき第1・第2Vnはしかし、指揮者の向かって左側から順に並び、Cello、Violaと展開する。

イングリッシュホルンを含む木管は第2VnとCello後方の正面雛壇に並び、その後方雛壇に金管楽器群が席を占める。最後方左右のグランカッサに挟まれるように3組のティンパニが、そしてCelloの右後方に8本のコントラバスがひしめいている。
鐘は指揮者から見て左後方に着座しているようだが、例によって舞台左側面2階LA席に占める我が位置からは見ることができない。(笑)(公演後に正面から撮った上の写真ではしっかり舞台左側奥に鐘が見えますな)

いよいよ「幻想」開演、エッティンガーが指揮棒をもって構えるその姿にピリピリと緊張感が走る。静々と木管が幕を開け、ストリングスが美しくも長い序奏を奏でる。こちらまで息をするのが躊躇われるようなひと時だが、なんの、百戦錬磨の東響のみなさんは見事なアンサンブルで船を無事航路にのせていく。たいしたものだ。
いや、舵を握っているのは銀髪の傾奇者(失礼)エッティンガーか。
彼のメリハリの効いたタクト、身振り、そして時に大きな音を立てる右足が、アクセルとブレーキを上手に踏み分けてオケを大きなうねりにのせていく。

後で振り返ると、彼は第3楽章までをかなり意識して抑制を効かせて演奏していたように思われる。
統率の取れたストリングスと木管楽器群のアンサンブルがそれに応えて、「ウェルテンパード」でスリリングな演奏が展開された。もちろん第1楽章の劇的な展開は堪能できたのだが、それはまだまだ序の口ということが後になって分かったってこと。

そして第4楽章前の小休止中、黄金色に輝くチューバ、トロンボーン、トランペットの金管第2師団とコントラバスの補充2名が入場し、ティンパニ・グラン・カッサ師団とともに最後の2楽章を一大スぺクタルへと導くのだ。

特に終楽章はまさに悪霊が跳梁跋扈するサイケデリックな夜を、見事に、エネルギッシュに描き切った。

その伏線は、例えば終楽章の導入部の木管の「タータラタッタッタッタ―」の語尾の変調をデフォルメし、また後半の「怒りの日」ディエス・イレのテーマが導入された後、いったん収まりまた最小音から魔女のロンドがヴィオラとチェロで立ち上がるところ、弓の先端で(あるいは妙な角度で)弾くことから生じる音の不気味さのデフォルメ、などに見られるが、これらがサバトのグロテスクさ、サイケさを惹起し、魔神が闊歩するが如きディエス・イレのテーマと複合し、未曾有のクライマックスに雪崩れ込んでいくのであった。

最後の一音がホールの天井に抜け、エッティンガーのタクトが止まったとき、平均年齢の高い客層が占めたミューザは、その年齢を裏切る熱狂に包まれた。

エッティンガーは、東響のメンバーは、見事にミューザの聴衆を虜にしたのだ。

いや、実際、この「幻想」は凄かったなあ。ふう。


# by windypapa | 2018-10-22 16:27 | music | Comments(0)

秋の夜に逝く人を偲ぶ

いつの間にか秋も深まり、朝、薄暗がりの中をLED照明を点けて犬の散歩に出る。
これで寒気が下がってきたら、厚着する手間が大変だなあ。
長毛に覆われた犬が羨ましい。

今日はこの国で数少なくなったヴィニル再生マニアのお宅で、この方の録音したレコードが回っていることだろう。

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さてTL3 3.0によるCD再生の興奮(笑)は一段落ついて、ここのところは、アナログ再生にハマっている。

Goldmund Studioターンテーブル&T-3アーム × ZYX Atmos X~Malotki MC トランス~LCRフォノイコ という構成で、ZYX Atmos Xを入手したときのはしゃぎぶり(2018年4月20日記事)は記憶に新しいが、毎度のことながら新しい機材が入るとよい点ばかりに目が行ってネガティヴ部分は頬かむりをしてしまうおめでたい性格。

上記構成から紡ぎ出される音は、「鮮烈」そのもので、湯気が立つほど生々しく感じられるのではあるが、ヴィニルによってはヴァイオリンパートの切れ込みの音がきつく感じられ、ときにLE175と075のレベルを思わず下げに行くことも。

なにより、聴き始めは気にならないレベルでも、通奏低音のように蔓延るハムノイズが次第に耳につき始めると、フラストレーションが溜まる。

ご承知の通り、フォノのハムノイズはMCトランスの位置、フォノケーブルの取り回し、その他機器の発する電磁波その他によっていちいち影響を受けるのであるが、我が家は重厚長大な古典管が立ち並ぶプリアンプ・パワーアンプを筆頭に、ノイズ源が大きなカオで場所を占め、MCトランスとフォノケーブルを手にとってノイズの干渉の少ない場所を探してみても、フロアに近いレベルではよい場所が見つからないため、プリアンプの後ろに立てた小型ブックシェルフSP用のスタンド上に(更に書籍を積み増し)MCトランスを設置しているのだ。


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それによってそこそこハムは追い込んではいるのだが、まだ満足できるレベルではない。
もう少し音を絞って聴けばハムは気にならないのだが、いかんせん大音量再生に生きがいを見出しているので(^^;、折り合いがつかない。

MCトランスの代わりにMark LevinsonのヘッドアンプJC-1を試したりすると、ハムレベルも低いクリアな音が出て束の間の喜びを得るのだが、1時間も聴くと、まてよ、何とも薄いスープの味ではないかと、Malotkiに戻ってしまうのだ。

物は試しと、Goldmund T-3からのフォノケーブルを、ドイツ製の銀ケーブルに替えてみる。しかしGoldmundのケーブルより短いのでトランスに届かない。
MCトランスの置き台代わりのSPスタンドを、ラック裏ケーブルの交錯を押しのけながらムンド側に15㎝ほど移動させ、壁側を向く入出力端子の側面をムンド側に90度回転させてようやく接続できた。

するとどうだ、ハムノイズレベルが一気に下がったではないか。

ううむ、これはちょっと複雑だな。ケーブルに問題があったのか、MCトランスの位置に問題があったのか、わからない。

それでもせっかくノイズが減ったのだからと、しばらくヴィニルをとっかえひっかえ聴きまくる。(笑)

一段落の後、検証のためにケーブルをムンド純正に戻してみる。こちらの方が長いため、下に垂れると他の機器の電源ケーブルの干渉を受けてブーンと唸りだすので、注意深くとぐろを巻いてMCトランスの上に載せてやる。

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するとどうだ、こちらもハムノイズが大幅に減退。

顛末を書いてみると簡単だけど、この偶然の僥倖に巡り合うまでには①真空管 ②フォノイコ ③フォノケーブル ④MCトランス ⑤アーム内ワイヤー など様々な要因と個別の対策を考え、袋小路に嵌っていたのだ。

難渋した挙句、フォノケーブル交換から瓢箪から駒でトランス位置とフォノケーブルの取り回しに行き着いた という偶然の産物による初歩的メソドで結果が出たことへの嬉しさ半分、恥ずかしさ半分、という微妙な気分ではあるものの、ノイズのない(少ない)ヴィニルの音は、まるで別次元の素晴らしさだ。

ああ、まったくこんなことを書けば初心者めと嘲りを受けることかもしれないが、それでも書かずにいられない。(笑) 

おまけにVnの「きつさ」も減退したように感じる。不思議だ。フォノ部整流管をValvo G2504からKlangfilm KL76303に交換したためなのか、ハムノイズの減退と関連性があるのか、わからない。わからないが、結果が良ければそれでいい。(笑)

宮沢明子のあとはBPOダイレクトカッティングのブラームス交響曲全集を引張りだして、2番を聴く。

故人を送る気持ちを込めて。

# by windypapa | 2018-10-16 22:31 | オーディオ | Comments(0)

渋谷毅オーケストラの5ホーンに押し出されたヨコハマの夜

おひとりさま文化祭、なんて記事をアップしていたら、思いの外早く家人が帰宅したので急遽午後のオーディオ研究会の予定(笑)を変更し、ミナトヨコハマへ向かう。

ヨコハマJAZZ Promenade 2018に今年も出演するという渋谷毅オーケストラがお目当て。

数年前に同じジャックの塔(横浜市開港記念会館)で聴いた時の高揚した気分を思い出しつつ、横浜線からみなとみらい線直通の東急線に乗り継ぎ、元町・中華街駅へ。

渋谷毅オケの開演までまだ間があるので、KAAT(神奈川芸術劇場)でKANKAWA・オルガントリオのパフォーマンスを聴く。
長く横浜市にお世話になったが(地方税を納めて来たが)こんな立派なハコを作っていたとは知らなんだ。いえ、文句を言っているのではなく。(^_^;)

5Fの立派な会場で聴いたジミー・スミスの愛弟子というKANKAWAさん、会場PAの設定か舞台の共振かよくわからないブーミング過剰の重低音が効いた演奏はともかく、「スペシャル・ドリンク」片手のユニークな語り口が笑いを誘う。

演奏終了後、KAATを後にして本町通りをジャックの塔めがけて歩いて行く。

10月とは思えぬ暖かい陽気に恵まれ、日が傾いているというのに半袖でもまだ心地よい。横浜で一番美しい街並みを歩く気持ち良さ。

ジャックの塔に着いたのが渋谷毅オケ開演の30分前。


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しめしめ、良い席が空いているぞと前から5列め中央の席に陣取ると、三々五々メンバーが出て来て楽器の調整をしていたと思ったら、袖から渋谷さんが出て来て鍵盤をチョイと叩くとそこからセッション的にリハが始まる。
こういうのを見るのが純粋に楽しい。

渋谷毅オケのメンバーは以下の通り。(当日パンフ。渋谷さんのメンバー紹介は朴訥(笑)で聞き取りにくかったので)
渋谷毅 p.org
峰厚介 ts
松風鉱一as.bs.fl
林栄一 as
松本治 tb
津上研太as.ss
石渡明廣g
上村勝正b
外山明 ds

5人の管楽器奏者が舞台中央に仁王立ちする姿はただでさえ壮観だが、揃って音を出した時の迫力ときたら、いやまったく気宇壮大、産毛がツンツンと立ってくる。

リハのときはなんだかくたびれて見えた(失礼!)メンバー皆がばりばり格好良くみえる。笑

いや、オケマスターの渋谷さんだけは枯れたまんまか。爆

Side Slipで始まり、Ballade、Brother、ジャコ・パストリアスのThree Views of Secret、忘れてしまった誰かの曲、最後がカーラ・ブレイの曲という構成だった。記憶力弱し。

いやー、1時間で終わっちゃうのか勿体ない。もっと聴きたい。

次はどこに行こうか、ひとまず近くのワインバールへ寄って白ワインを立ち飲みしながらパンフを手に考える。ジャズクラブへ行ってライブを聴くか、ホールで聴くか。

結局同じジャックの塔のジョージ大塚トリオの演奏を聞きに戻ることにして会場に戻る。


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さすがジョージ大塚、ドラムセットがキラキラしている。笑

パーソネルは
古野光昭b
市川秀男p

こちらは当然ジョージさんの王様バンドとなるのだが、pの市川さんは小柄で白髪、道で会ってもジャズマンとは気づかぬ折り目正しいご老人(失礼!)ながら、なんとも詩情豊かなメロディーをその指先から生み出して行くのに驚いた。まるでキースジャレットトリオのリリシズムか?と思えばそこに黄金色のシンバルの音を響かせて王者の威風を轟かすのがジョージの満艦飾のドラミング。ジャックディジョネットならぬロイ・ヘインズの凱旋か。
という僕にとってのミスマッチ感などどうでも良く、王者のドラミングを聴かせて貰った。うう、満腹。

いや、胸は一杯になったがちょっと腹減ったなと重慶飯店で月餅と焼豚を求めて家路に着く。

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ああ楽しかった。



# by windypapa | 2018-10-07 10:48 | music | Comments(0)

おひとりさま文化祭

朝方のもやもやした天気も晴れて、気持ちのよい秋晴れの本日。
体調も8割がた戻り、色々とイヴェントに繰り出そうかと思案するところ、それじゃあ夕方までお願い、という家人に先を越されて留守居役に。

家人を見送り庭に出ると、柑橘系の果実がたわわに実っている。

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前の家主が植えたもので正確な種類がわからないが、(^_^;) まあなにがしかの柑橘系ということで。

しかし越して来たときは年末に二つ三つ実をつけるだけであったのが、今年は果樹園もかくやの豊作だ。

猛暑のおかげなのかわからないが、先日の猛烈な台風にも一つも実を落とすことなく、耐えに耐えた。表彰状。

さてさて夕方までどうやって過ごそうかと思案の末、季節柄、一人文化祭をすることにした。

なんのことはない、部室(地下室)に潜ってオーディオ研究会の実演だ。笑

怠惰な僕がずうっと気になりつつ後回しにしていた左右のバランスの修正に取り組んでみよう。

最近、左chの広がりに対して右が弱く感じ、かと行ってヴォーカルはほぼ中央に定位する(ように感じる)ので、右chのSPの外側に張り出す1畳半ほどの階段下スペース(レコード収納庫として利用)の空間が悪さをしているものと思っていた。

あるいはヴィンテージ管使用のプリアンプで左右の出力が揃わなくなったとか、認識したくない事実の発露を避ける弱い気持ちがあったことは否めない。(-。-;

ずいぶん前に左右を合わせたはずのSP配置だが、あらためてみると、なんと右ch側が5cmも後方に下がっていた。(~_~;)


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写真は修正後

ううむ、ヴィニル収納庫に向かう度に体が触れて少しずつ押し込んでいたのであろうか?

左chの仰角も少し水平方向に戻し(内振りの角度を抑える)てみると、全体のバランスが良く感じるので、右chもこれに合わせる。

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フローリングの継ぎ目が役に立つ。

さらに右chのSPとセンターキャビネットとの間隔が左に比べて開いていたので、それを5cmほど詰める。

上記の作業は、音の響きや広がりをチェックするのに我が家で最適なコーネリアスのSensuousを再生しながら♪行った。

成果はいつもの通りの自画自賛。うほほほーい、なのであった。我ながら能天気に呆れる。

さあて、午後もオーディオ研究会の続きで午前中の成果を検証するか。



# by windypapa | 2018-10-06 14:14 | オーディオ | Comments(0)

ジュネーヴ ヴィニール探訪

ルフト機内で観たもの聴いたもの(映画は日本語字幕がなく英語字幕で見たので理解の程度がテキトー 笑)

映画 A Wrinkle in Time
マデレイン・レングルという北米女流作家の作品の映画化。少年少女向けとカテゴライズされる小説の映画化で、3人の「魔女」(説明が面倒なので取り敢えずこの言葉で済ます)の力を借り、「想う」ことで宇宙の彼方まで移動して消息を絶った父を探しに旅立った姉弟と姉の友人の冒険ファンタジー。
ロビン・ウィリアムズでなくドウェイン・ジョンソン版「ジュマンジ」と同様、アメリカのハイスクールで何らかの生きづらさを背負う高校生が、非現実空間に飛び込んで人間的成長を遂げる、というある意味定番の物語だが、結構楽しめる。
「恐れが憎しみを生み、憎しみが暴力を生む」というフレーズは、トランプ政権に対するアンチテーゼとも聞こえる。
日本での公開予定は今の所ないようで残念。
華奢でおしゃまな小娘だったリース・ウィザースプーンの堂々たるオバさんぶりも楽しめる。笑

中国映画 題名忘れた
結婚前の若い娘とその友達3人が独身最後の馬鹿騒ぎで巻き込まれる騒動を描くナンセンスなコメディ。米映画「ハング・オーバー」の女性版焼き直し?マイク・タイソンが出て来てびっくり。中国はこんな映画も撮っているんだ。

日本映画 今夜、ロマンス劇場で
Gさんのブログで拝見したことから鑑賞。(日本語だし^^;)
これは佳作です。ローマの休日とニュー・シネマ・パラダイスの風味が入った、素敵な日本映画。
加藤剛と綾瀬はるかの演技に泣ける。

機内音楽
アンドラーシュ・シフ BBC Promsでの演奏からBach "The Well Tempered Clavier"
LHビジネスに装備のAKGノイズキャンセルイング機能付きヘッドフォンの音質は素晴らしい。
それにも増して、このシフの平均律の心地よさときたら。
長調の曲における、シフ特有の軽いタッチを聴くと、自分が美しい花の咲く野原か、雲の上にいるような心地になる。(実際そうなのだけど 笑)
短調ではやはり古典的な鍵盤楽器の音の方が似合うような気がするが、長調でのシフの軽やかさ、浮遊感は絶品であるなあと感服。


ジュネーヴでのヴィニール盤漁り

先日記した骨董市でゲットしたのが、オーマンディ指揮フィラデルフィア響のFinlandiaモノラル盤(下の写真左側 右は手持ちのSTEREO盤)以下3枚。

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UKプレスの6 EYES。自宅で聴いてみると、モノラルとは思えないスケール感のある音場に驚いた。

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こちらはオランダ・プレスのMercury盤。ドラティ指揮LSOによるチャイ1812とBeethovenのWellington's Victoryのカップリング。


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最後にお馴染みのジャケットカバー、カラヤン指揮BPOの第7番。UKプレスのチューリップ盤だ。

いずれも盤面はNMで音もよく、掘り出し物であった。

さてレコードショップ巡り。短い滞在時間を縫って3件訪ねた。

1軒目はSOUNDS DISQUES

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店内はこんな感じ。

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メタルロックが主体で、60-70年代Rockの餌箱もあったが、ジャケットの状態からしてあまり良いコンディションではないものが多かった。

しかし知性的な顔立ちと入れ墨が対照的な店長は礼儀正しく、何も買わないのに店内撮影を了承してくれた。感謝。

お次は駅近くの DIG IT!

確かに針先で音を掘り出すもんなあ。

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残念ながらこの日は休業日。メタル色満載。^^;

最後はO'CD

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こちらの店主も紳士的。新品レコードの在庫が多いのも特徴。

ここの餌箱で引っかかりながら買わずに帰った1枚を、後刻再訪問して求めた時も、おや、また来たの?という感じで迎えてくれた。

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こちらで求めたのが、クレンペラー指揮フィルハーモニア響のシューベルトNo.5とNo.8。英国プレスである。むふふ。

思い返せば、クラシカル盤は最初に行った蚤の市が一番在庫が豊富であったなあ。

もっと買い込めばよかった。笑

以上、機内エンタを含む映画と音楽の話題でした。

# by windypapa | 2018-09-29 14:22 | music | Comments(0)

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