PCオーディオ ふたたび

2週間前にやってきた新たな授かり物。

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我が物顔である。

朝からトイレの始末に、ご飯の支度に、ひとを駆り立てるが、当たり前のことながら、まったく悪びれるところはない。

彼の辞書に反省の二文字は無いのである。

しかし、それで良いのだ。

キミは僕らの心を豊かにしてくれる王子様なのだから。


もう一つ、僕の心を浮き立たせるものがやってきた。

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O氏ハンドメイドの、DSD再生対応DACである。

O氏の手元機材整理に伴い、放出されたものを幸運にも手に入れたもので、本日O氏自らの手で我が家に持ち込まれ、デモを実施していただいた。

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DAC基板はESS9018を左右chに1個ずつ使用した藤原さんのDAC9018D基板で、LR独立各ch8パラ動作。デジタル入力はSPDIF同軸と光入力の2系統、USB入力はDSDネイティブ再生、PCMからリアルタイムのDSD変換再生が可能なElectrart USDA-MINI基板を利用したもので、ノーマルDSD入力とシフトDSD入力の2系統で、合計4系統の入力を備える。

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電源にはRコア電源トランス2個とトロイダルトランス2個を備え、左右独立で給電、DAC基板3.3VにはメタルキャンTR 2N3470を使用した金田式定電圧電源、アナログ系1.2V電源にはLEDと2SC1013を使用した定電圧電源を左右別々のトランス巻線から給電し、デジタル系3.3Vにはディスクリート定電圧回路で左右独立のトランス巻線から供給。さらに特筆すべきはジッタークリーナー電源をメタルキャンTR2N3470使用の金田式定電圧回路から独立して給電し、クロック部の安定作動によりジッターの極小化を図っている。
UDA2基板の電源5Vも同じ金田式定電圧回路から給電している。

アナログ基板は4580オペアンプ等価回路を使用した藤原式A13基板を利用した電圧出力形式で、電源は左右独立に給電している。

このDAC基板はDSD再生におけるシフトパラ処理が可能で、シフトDSDモード再生時の背景の静けさ、空間の拡大に寄与している。

シャーシは中国製の〇〇MUND刻印のフェイクだが、仕上がり精度も高い総アルミ製で、フロントのLCDに入力セレクションとサンプリングが表示される仕組みである。

O氏から懇切丁寧に上記説明を受け、我が家のAyre D1とSPDIF接続でCD再生の音を試聴する。

さすがESS9018、見事な空間の広がりと切れの良い音を聴かせてくれる。

続けてO氏持参のPCでFooberを利用したCDリッピングファイルとDSDファイルの再生を試聴。

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CDファイルも自動的にDSD変換されるため、独特のきめ細かさ、空気感が乗ってくる。

DSDファイルの再生では、さらにスムーズでスペース感の溢れる再生を聴くことが出来た。

数時間のデモだが、これからの発展性に十分期待を抱かせる内容であった。

このDACを得たことにより、封印していたPCオーディオの窓が再び開かれた。

NAS構築、DSDファイルの入手、CDのリッピング、等々、課題は満載だ。


by windypapa | 2017-05-03 21:10 | オーディオ | Comments(0)

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